ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 死の天使ギルティネ(上)

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ハヤカワ・ミステリ文庫
死の天使ギルティネ(上)

  • ISBN:9784151822032

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内容説明

ローマのテルミニ駅に到着した急行列車。しかし一等車両の乗客は全員死んでいた……。イスラム過激派が犯行声明を出すなか、事件を担当することになった捜査官コロンバは違和感をおぼえ、ずば抜けた頭脳を持つコンサルタント、ダンテに連絡をとる。イタリアのサスペンス『パードレはそこにいる』シリーズ第二弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

69
まだ上巻を読んだ限りでは、話の先が見えなかった。物語の冒頭、列車の車両一両の乗客が全員死亡しているというショッキングなシーンから幕を開ける。だが、その後の展開は事のほか地味で、主人公のコロンバとダンテの捜査が続く。このコンビ前作を自分は読んでいるのだが、あまり記憶になく初めてのような状態だったが、個性的な名(迷)コンビだ。内容の中にイスラムの習慣で分かりにくい部分もあったが、この先また新たな事件の起きる予兆を感じさせるところで、上巻は終わり。この先どんな展開が待っているのか?感想は下巻で。2017/09/13

ゆのん

67
【パードレシリーズ2作目】列車の1両目の乗客が皆殺しになった。捜査に乗り出したコロンバ。後にISISによる犯行声明が出る。違和感を感じたコロンバはダンテを探すが…。1作目同様スピード感があって面白い。個人的にダンテがお気に入りなので沢山の恐怖症を抱えてながら捜査に協力する姿に一喜一憂しながら読んでしまう。コロンバも1作目に続き頑固で苦しみを抱えている。続きが気になるので早速下巻へ。52020/01/05

ずっきん

64
タフネス捜査官コロンバと、天才トレイサーのダンテ。地雷持ちコンビのシリーズ第2弾。より際立つキャラクターのエキセントリック感。ああああ、もうこの二人が大好きだ! オッサンもチンピラも若造もいい味出しててたまらない。陰惨な事件と対照的な軽妙な会話とシーンが入り乱れるジェットコースタースリラー。ヒャッハーと下巻へGO♪ しっかし、今回の邦題はハッキリいってダサいと思う。2019/05/06

ナミのママ

56
『パードレはそこにいる』の続編、今作も上下巻。ローマに到着した急行、先頭車両の乗客は全員死亡していた。イスラム過激派から出された反抗声明。…派手な事件から始まるが第一章にはまだコロンバしか登場しない、ダンテはどこだ?相変わらず派手なアクションと事件、いやいやそれよりもコロンバとダンテのコンビが読みたい!ところで今回はコロンバの部下に“サボテン・ブラザース“とネーミングされている、これがツボで出てくるたびに笑ってしまう。さて下巻へ。2020/05/18

あさうみ

49
いいー!たくましいコロンバと極度な閉所恐怖症のダンテ。このコンビがいちいち面白い。事件のほうは結構死人がでていて、手におえるのか!?にしてもコロンバが結構ぼろぼろで心配。読者を惹きつけるの本当上手いなー。そしてダンテが、そこらへんのヒロインよりもなんだかあざと可愛い。コロンバとの距離が縮まって欲しいと私は思ってます…下巻へ!2019/10/16

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