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内容説明
七海燈子の念願である生徒会劇。
夏休みに入り、その練習合宿が行われる。
それぞれの思いを秘めながら合宿に臨む燈子、侑、沙弥香。
その一方で、燈子の追い求め続けた理想は、揺らぎ始めていた。
「侑は私のこと、好きにならないでね」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
演劇の脚本と配役も決まった合宿という空間。燈子を間に挟んでの侑と紗弥香の緊張感というか不安定な距離感がとてもドキドキしますね。甘えられて侑も少しずつ惹かれ始めているようにも思えるのに、姉のようになりたいと自らを否定して好きにならないでとする燈子の歪な関係。紗弥香の想いも真っ直ぐではないんですよね。侑がついに一歩踏み出して、そんな繊細な描写の積み重ねの先に何があるのか、とても楽しみなような怖いような。そんな気持ちです。2017/06/28
いりあ
14
雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載されている仲谷鳰の「やがて君になる」の第4巻です。2018年10月~12月までTVアニメが放送されました。本巻は第10話~第12話に相当。生徒会劇に繋がっていくため、ずっと燈子の心の中で引っかかっている姉の七海澪について知ることの出来るエピソードが多めです。姉の色々な面を知った燈子がこれからどう行動するか。また沙弥香は燈子への気持ちをある程度自分自身で整理しているので大丈夫だとは思いますが、侑が意外とヤバイ気がします。完全に燈子の言葉に縛られてしまっている。2019/03/22
Ume
13
燈子は美人系の美人で、沙弥香はかわいい系の美人で、侑はかわいい系のかわいいで、私の好みは沙弥香だな。2019/12/02
Susumu Miki(Dik-dik)
12
姉は自分の目指そうとしていた姉とは違ったかもしれないって、そんなこと急に言われてもな感じの燈子さんの戸惑いはいかばかりか。そして燈子を巡っては衝突する関係のはずの侑と紗弥香ですが、燈子に対して思うところはとても似ている。ライバルとは最大の理解者でもあったりするのか(笑)。そして、「侑は私のこと好きにならないでね?」という燈子の言葉に縛られてもがく侑が切ないですね。2018/10/30
半熟タマゴ@コミック
12
ラストが切ない。侑のモノローグを自分のセリフで隠してる演出がすごくいいなって。侑に変わらないでいて欲しい先輩、先輩の事をを変えたい侑の関係がこれからどう変化していくのか気になって仕方がない。2017/07/31