内容説明
個でありながら、全てに開かれ、全てと共にあるような人の在り方を願い続けたロシア最大の哲学者、ウラジーミル・セルゲーヴィチ・ソロヴィヨフ。生命の本質的一体性を看破し、それを〈全一性〉の思想として紡ぎ出した。旧約の「ホクマー」に由来する「神の智恵=ソフィア」への独自の信仰を育んできたロシアにおいて、彼が宗教哲学者として、その理念をいかに表現したのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
工藤 杳
1
エッセイを交えたとても読みやすい(当社比)ソロヴィヨフのソフィア論。御子柴の名前が一度も出ないことに潔さを感じるが、慶應には慶應で(井筒以降の)ロシア閥があるということなのだろうか…。二項対立で言うアレでもコレでもない、「非分離」の、第三のもの、「中項」としてのソフィア。世界様態の全一的把握。そこにある、感じられる全一。1910年代にすでに『神人論』翻訳が出てたり、思想の理解者が日本の神学界にはいたのだなぁ(274)。 谷の訳書『Sophie・La Sophia』(新世社06)は一体実在するのだろうか。2017/03/13
-
- 電子書籍
- うちのアイドル【タテヨミ】第22話 p…
-
- 電子書籍
- メイドイン赤塚不二夫 1 六つ子
-
- 電子書籍
- ダークハンター 碧ク光ル 4 ボニータ…
-
- 電子書籍
- 異世界転生に感謝を 7 ―
-
- 電子書籍
- もっと、夫婦は恋できる パートナーにと…