内容説明
いわゆる「ネタ帳」を持っているタレントさんは多い。思いついた面白いネタを、忘れないようにノートに記しておくものだ。
著者も同じようなノートを持っているが、書いている内容が少し違う。面白い話というより、「いい話」「参考になった教え」「心に残った逸話」などを書きとめている。初めてノートに書きとめたのは数十年も昔のことなので、もうノートは何冊にもなっている。
この本には、そうしてたまったノートの中から、とっておきの「いい話」「参考になった教え」「心に残った逸話」を厳選して収録した。
たとえば、タイトルになっている「やさしくなるとうまくいく」は、萩本欽一氏からの教えによる。芸能生活を始めたばかりのころ、うまくいかずに悩んでいたときに言われたものであり、著者が人生のテーマにしている言葉である。
本書では、こうした言葉にまつわる37の話をお届けする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林檎
6
朝から洗濯、掃除で汗だくになりすでに半日過ぎ、一見なんの変化もない、けれどちゃんと綺麗になっている部屋で、ひとり読むには最適な一冊。 書きとめた言葉が彼のチカラになり、やがて本になり、私の心にも届いた。日々目の前で流れていく言葉に改めて、目をとめていこうと思えた。 知ることはチカラになる。 改めてそれを実感した日曜日の午後。 『きれいにするには、毎日、仕事が終わったら1時間、掃除をすればいいんだよ。掃除をして一日の仕事を終わりにするんだ。明日に先送りしない。』2017/08/20
bookbaby
4
クリスマスにみかんを売るエピソードは泣けてきます。2017/06/25
お奉行
0
勝俣さんらしい前向きな内容です。 ちょっと悩んだときとか、漠然とした気持ちの時に読むといいです。 ただ、もうちょっと薄く手軽に手にとれるものにもできる文字数かなぁとも思うところもあります。2017/11/30
海戸 波斗
0
芸能人の名刺本を読むのが 好物だ 。 念力か神通力を持っている勝俣さんだからできたことじゃん。 白玉粉の給食の話の中でおデブちゃんが全部食べちゃうところにゲンコツする勝俣さん、 たぶん私はげんこつをされる方で私の背景は何も考えてもらえないんだろうな。 一般人ということで腐らず生きていく頑張れ私。2017/09/27
さいてぃー
0
今年読んだ本で1番感動した。勝俣さんは人の優しい部分を見出す能力に長けており、そのため色々な出会いが広がっているのだと。特に最初の方は泣きそうになった。何度も読み直したい本。2017/08/23