あさ出版電子書籍<br> 新幹線 お掃除の天使たち(あさ出版電子書籍)

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あさ出版電子書籍
新幹線 お掃除の天使たち(あさ出版電子書籍)

  • 著者名:遠藤功【著者】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • あさ出版(2016/07発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860635473

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内容説明

◆著者のコメント
テッセイはJR東日本の子会社で、そこで働く820人の人たちの主な仕事は新幹線や新幹線駅構内の清掃です。下請けの、おじさんやおばさんばかりの、お掃除の会社。ちょっと素敵なことなど起こりそうもない会社で、私は数多くの胸を打つエピソードに接し、「世界一」と言っていいほどの現場力を目にすることになりました。プロの仕事ぶりには目を見張りますし、礼に始まり礼に終わる姿勢には大変にすがすがしいものを感じます。決して「特別な会社」ではないけれど、「きらきら輝くふつうの会社」、それがテッセイなのだと思います。

■目次

はじめに
プロローグ なぜ新幹線の車両清掃会社がこれほど私たちの胸を打つのか?
●第1部 「新幹線劇場」で本当にあった心温まるストーリー
 ~エンジェル・リポートから~
・NO1 真っ赤なプライド
・NO2 ピカピカのトイレ
・NO3 酔っぱらいの簀巻き
・NO4 わたしの仕事はおかあさん
・NO5 グレーのハンチング帽
・NO6 がんばるぞ! 日本
・NO7 駅の中の接客業
・NO8 見送りはわたしが
・NO9 赤ちゃんの靴下
・NO10 お命、預かっています
・NO11 新幹線の運転士からお掃除へ

●第2部 「新幹線劇場」はどのように生まれたのか?
~「最強のチーム」が誕生する2500日の物語~
おわりに リスペクトとプライド

◆著者はこんな人
遠藤功(えんどう・いさお)
早稲田大学ビジネススクール教授。株式会社ローランド・ベルガー会長。
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。
三菱電機株式会社、米系戦略コンサルティング会社を経て、現職。
早稲田大学ビジネススクールでは、経営戦略論、オペレーション戦略論を担当し、現場力の実践的研究を行っている。
また、欧州系最大の戦略コンサルティング・ファームであるローランド・ベルガーの日本法人会長として、経営コンサルティングにも従事。戦略策定のみならず実行支援を伴った『結果の出る』コンサルティングとして高い評価を得ている。
『現場力を鍛える』はビジネス書評誌「TOPPOINT」の「2004年読者が選ぶベストブック」の第1位に選ばれた。『見える化』は2006年(第6回)日経BP・BizTech図書賞を受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

86
〈先生のおすすめ本〉からの一冊。新幹線の車両はいつも清潔感がありすっきりしている。乗り込む前におばちゃんたちか勢いよく掃除をしているのを見たこともある。けれどそれを深く考えたことがなかった。チームを組み、基本一人一車両を担当。たった7分で100席のゴミを拾い、テーブルを拭き、座席の向きを変え、ブラインドを上げ、必要ならばシートカバーも交換する。読むだけできびきびした様子が目に浮かぶ。プライドがある。あらゆる場所に縁の下の力持ち的な仕事がある。甲子園球場の阪神園芸は憧れの職場。「仕事」そのものが面白い。2022/08/15

kinkin

80
新幹線、キレイで当たり前と今まで思っていたが、実は短時間の間に乗客が気持ちよく乗れるようにするチームの存在があることを知った。トイレの汚れがどんなにひどくても、時間内にキレイに清掃することや、乗車するお客さんにも目を配るという仕事に対するモチベーションの高さに感心した。 まさにおもてなしだ。2014/04/01

けんとまん1007

68
ほんの数えるほどしか東京駅に行かないが、その時の印象はとても強い。見ていて、とても気持ちが良くて、かつ、こちらも襟を正したくなる思いになってしまうくらい。当然、いきなりそんな空気を作り出せるはずもなく、そこに至るまでのことが描かれている。掃除・・人の嫌がることを職務としてやっていることになるが、どういう姿勢で臨むかということの大切さが実感できる。やらされていると、やっていることの違いだろう。そして、人を思いやること・・ここに尽きるように思う。自分の小ささが痛いほど感じてしまう。2015/01/10

しゅわ

68
【図書館】世界が絶賛する新幹線清掃会社「鉄道整備」 お掃除の枠を超えた取り組みや、素早い清掃と素晴らしいチームワーク…何度かテレビ等で見て、興味をもって読んでみました。会社の紹介、心温まるエピソード、そして改革の物語という三部構成でつづられる「現場力」にはただただ感心。特に改革のお話は、トップや会社の仕組みはもちろんですが、働く人ひとりひとりの意識が変わったのが一番大きいなぁ…としみじみ。業種はもちろん違いますが、自分の会社では何ができるだろう?と考えさせられる一冊です。2013/07/09

ぶんこ

66
地道に頑張っていた事を見ていてくれた、認めてくれた。褒めてもらえた、ありがとうを言われた。そしてダサい掃除のおばさん、おじさんという見掛けではなく、かっこいい制服というのも気分を上げたと思います。ものすごくたま〜に利用するだけですが、毎回立ち居振る舞いが粋でかっこよくて惚れぼれとします。働く者として、そういう目で見られているのも大事ですよね。顔を伏せて、知人に遭わないようにと小さくなった卑屈な姿勢はかっこ悪い。上層部が現場を大事にしているのが最大の勝因だと思いました。大事にされると、やる気もアップ。2016/11/08

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