ハーパーBOOKS<br> プリティ・ガールズ 下

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プリティ・ガールズ 下

  • ISBN:9784596550101

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内容説明

24年前とシンクロする少女の失踪、殺人事件。家族・友人・警察・FBI、真実を口にしているのは誰か?誰ひとり信用できない。MWA賞受賞作家が放つ話題作!

死んだ夫のパソコンに隠されていた殺人動画――そこに映る一人は現在行方不明の少女に酷似していた。だが担当刑事に動画は偽物だと一蹴され、クレアは違和感を覚える。愛妻家の夫の正体は異常な殺人鬼だったのか? 警察とFBIは何を掴んでいるのか? やがて24年前に失踪した姉と夫の事件の関連が浮上し……。次々はがされてゆく登場人物の素顔、予測不能の展開! 全米震撼の話題作。

登場人物、プロット、スピード感はスリラー作家の中でも群を抜いている。――マイクル・コナリー

細部の観察力、真実を見極める力において、スローターの右に並ぶ者はいない。――ギリアン・フリン

何ものをも恐れない作家。今日において、最も大胆なスリラー作家の一人。――テス・ジェリッツェン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

123
作者はクレアを作りこみすぎたのだと思う。ミステリに登場する場合のプリンセス的要素が強すぎて、それがために少々鼻白みながら読んでしまうことに。父が語りかけるというスタイルは非常に良かった。2018/07/25

future4227

50
死んだ夫の秘密を追い求めていくうちに予想外の大きな犯罪へと結び付いていく様がドキドキもの。頭脳明晰なFBI捜査官や敏腕刑事が犯人を追い詰めていくというようなありきたりの展開じゃなく、失踪事件で姉を失った妹二人が果敢にもサイコ野郎に挑んでいく。かなり頭のいいサイコ野郎を出し抜けるのか?読者としてはヒヤヒヤしながら読む羽目になる。期せずしてバラバラだった家族が団結することになるが、その代償は大きい。残酷な真実を知ることが幸せなのか、知らずにいることが幸せなのか、難しいテーマだと思う。2017/12/01

巨峰

47
陰惨すぎる物語に不似合だと思っていたタイトルが最後の最後に心に沁みてくるという展開はなかなかなものだと思った。現代アメリカの家族の在り方の1つのケースとみられるなら、(事件を抜きにしても)興味深いところがあった。2016/02/12

どどいち

40
下巻も一気に読めた。女性の強さを改めて痛感した。2016/05/14

みぃー

33
物語が大きく動き出す下巻は作者さまの本領発揮。全く容赦しない内容で読むのが辛かった。今まで読んだ作者さまの作品の中でも文句なく上位に入る胸糞悪さ。それと同時に親子の愛、姉妹の情、家族の絆が描かれ涙を誘う。知らない方が幸せなのか、知ったからこそ区切りをつけられるのか―――。2021/07/13

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