毎日新聞出版<br> 団塊の後(毎日新聞出版) - 三度目の日本

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毎日新聞出版
団塊の後(毎日新聞出版) - 三度目の日本

  • 著者名:堺屋太一
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • 毎日新聞出版(2017/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620108254

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内容説明

エコノミスト連載の「三度目の日本2027」の電子書籍化。ベストセラー「団塊の世代」の堺屋太一氏が、団塊がリタイアした後の日本の姿を描く予測小説。物語は、東京五輪の5年後の2026年1月から始まる。2020年の東京オリンピックを待たずして、日本経済は深い停滞期に入る。この状態に2025年に首相に就任した若き首相の徳永好伸は、「経済成長を気負わず、数値を気にせず、外国と競わず」の「身の丈の国・日本」を掲げる。一方、それに大反対する大阪を基盤とする国政政党を率いる大阪都知事の杉下晋三久は、日本は断固「世界の主要なプレーヤー」にとどまるべきと主張し、「日本の倫理と仕組みと仕方の全面改革」を提唱し、「三度目の日本」を作ることを目指す。これが、この小説のタイトルでもある「三度目の日本」である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

126
久々の堺屋太一です。2026年の近未来小説、300P強一気読みしました。「夢ない、欲ない、やる気ない」の3Yない「低欲社会」こそ危機だという著者の主張は理解できますが、サプライズもなく日本の社会同様、著者も老いてしまったのではないでしょうか?歴史上、人口が減少して栄えた国はないので、子供を産んで育てることが素晴らしくメリットを感じられるような抜本的な対策が必要だと思います。憲法改正以前にもっとやるべきことがあるのではないでしょうか?2017/05/20

あすなろ

91
80歳を超えられる堺屋翁自ら命名される近未来小説の最新刊。団塊の世代→平成30年→本作と続く。かつて翁の属された通産省の如く、近未来の我が国のビジョンを国民に解くリーフレットより分かりやすく解く。時は東京オリンピック開催五年後の日本。もうすぐである。身の丈に合った国づくりが提唱され、土地余りの日本、2つ目の仕事が推奨される日本等が描かれる。2025年って、もうすぐ。確かにオリンピックの後は、通例として経済減速となる。折しも高知県大川村の村民総会についての報道が流れ、よりこの本にリアル感を持ち読了した。2017/06/13

それいゆ

57
10年後の近未来を描いていますご、今とあまり変わらないような感じがします。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後は長期不況が続く。誰もが予測しそうな話ではないでしょうか?実際の10年後は、思いもしなかったことだらけなんでしょう。そういう意味では、この小説は作者の土俵の中だけで考えたつまらない内容のあまり驚きが感じられない未来予想図に思えてきます。2017/05/18

Taka

53
堺屋さんの予測小説。発想が豊かで面白いなぁ。2026年を舞台にした改革の話だが、トランプ大統領まで登場しており、つい最近まで執筆されていたんだと実感。つくづく惜しい人を亡くしたと思う。2019/04/19

アーモンド

39
東京オリンピック後の日本。人口減少、労働力不足が本格化し、経済は下降の一途。欲も夢もない若者たち。天国には上に登る階段はない。そんな日本の状況をどう打開していくのか…。テーマはリアルでとても興味深いのだが、何だか読みにくく苦戦した。が、真剣に今から考えねばならない問題だけに、試行錯誤のうえ、こんな政策もあるのかもと勉強になった。絶対に今から対策をしなければならない問題だと思う。2017/09/12

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