ハヤカワ文庫JA<br> 花模様の迷路

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ハヤカワ文庫JA
花模様の迷路

  • 著者名:坂田靖子【著】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 早川書房(2017/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150305598

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内容説明

僕は庭のなかで僕自身をとりもどし、いろいろな匂いのなかに身を沈めたり、不道徳にふけったりしていた――七歳のときに両親を殺され、叔父の屋敷で育てられた青年。彼にとって、迷路のある広大な庭園は、孤独をなぐさめるただひとつの場所だった。しかし、ある日、その庭園の彫刻が売りに出されることになって……表題作「花模様の迷路」ほか、愛をテーマにした全5篇を収録。いつまでも心に残る感動の傑作コミック集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青龍

14
図書館本。偶然、見つけたもの。坂田先生の本を購入する図書館、偉い!他の漫画のセレクトを見るに、10年以上前に、少女漫画好きな職員がいたのではないかな。2015/12/27

野のこ

13
美術商のマクグラン氏のお話。細やかな描写と砕けた描き方のバランスが絶妙。クスッと笑うところは楽しく、幻想的な世界にはハッとさせられるシーンやドキドキする展開もあって1ページ1ページが見逃せない。ロマンスありサスペンスありホラーもありと盛りだくさんでした。白い葡萄は怖かったー!けど1番好きかも。美術愛好家のベックさんはある意味最強。コミカルからふと見せる真面目な表情のマクグラン氏がかっこ良くてくらっときました。2017/03/17

みのにゃー

5
画商マクグランと絵の趣味が微妙(笑)なベック氏。世の中は哀しいことだけではないと思わせる。最後に収録された『糸杉』はすごい。糸杉の異様な迫力が。2017/04/10

コリエル

3
美術商マクグランが主人公の短編3作と他2編を収録。どれもビターテイストな話になっている。表題作と、ラストを飾る糸杉が特に良かったかな。優しい人しか登場しないのに、悲劇に終わる。2018/05/07

ユキモリ

2
単行本がどこかに紛れて見つからないので文庫を買い直し。美術商マクグラン氏が職業上訳ありな人物と出会い、事件に巻き込まれるシリーズ。シリアスに英国風ユーモアをトッピングしてあって切なさだけでは終わらないのが坂田さんの個性だなぁ。富豪のお得意様ベック氏がお気に入り。2013/05/14

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