河出文庫<br> ロッパ随筆 苦笑風呂

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河出文庫
ロッパ随筆 苦笑風呂

  • 著者名:古川緑波【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 河出書房新社(2016/07発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309413594

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内容説明

食エッセイで人気再燃の、喜劇王ロッパ。昭和日記も一級資料だが、活キチ(シネフィル)として世に出たあれこれ様々のエッセイも、痛快無比。「支那料理六景」など、飲食記も。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

19
古川緑波は、芸能史に名を残す喜劇役者である。幾つかの評論で知るのみだが、クールな芸風はタモリを思わせる。本書には芸談、旅行記から、劇評への反論や文芸評まで幅広いエッセイが収められている。独特の思い上がりと負けん気の強さは悲惨な晩年にもつながるが、人間らしい危うさとも言える。映画好きの素人からスターにのし上がるほどの人に、欠点がないなどあり得ない。ロッパはやはり食べ物の話が面白い。兎に角よく食べるし、描写が実に美味そうである。戦時でもなりふり構わず美味い物を求める姿には、鬼気迫るものがある。2017/09/16

nyanlay

6
ロッパ、と言う名前はなんとなく知っていたけど、実際に見た事はないし、映像も殆ど見た事ないので、図書館でこの本を見つけた時は興味本位でした。俳優としてのロッパも見てみたくなりました。2017/05/07

駄目男

4
随筆というのは小説と違って自らが見聞したことを書いているので私が生まれる前の実話を読んでいるのは不可思議なような気分になる。 しかし、惜しまれるのは、ロッパという人は飲みすぎに食べ過ぎ。 そのために命を短くしたようなものだ。 以前にも書いたがロッパには『昭和の日記』として『戦前編』『戦中編』『戦後編』『晩年編』という長編日記があるが、あれは何故、文庫化されないのか、それが不思議だ。2015/03/26

立原暢也

4
何で今さら古川ロッパの本が新刊文庫で出てくるのw物珍しさで買っちゃったけど、私みたいな人って果たして他にどれだけいるのかね。そもそもロッパの名前を知ってる人がどれだけいるのやら。今や語られる機会も少ないかつての喜劇王の貴重な資料として、興味深く読ませてもらいました。戦後すぐの随筆雑文を集めた本で、全体にお茶目で元気な感じなのだけれど、この先不遇の時代に入っていくことを読者としては知ってるわけで、読んでてちょっと辛くなる。戦前戦後の時代風俗や役者仲間の話などは、今読むと大変面白い。2015/03/16

Kiyoshi Isono

3
エノケン・ロッパというワードだけ知っていたが、この二人コンビでもユニット(こういう呼び方、個人的にはキライ)でもなく、芸風とホームグラウンドが対照的な同年代の人だそうで、芸風通り理に走るロッパの文章はなかなかどうしてイケてしまうのだ。戦前・戦中の粋人を気取った、エッセイの中でも気軽に読み飛ばせる一冊。2015/04/10

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