内容説明
テレビ、ラジオ番組の名コメントで知られたジャーナリスト竹田圭吾は、膵臓がんと診断を受けてからわずか2年3か月、51歳で亡くなった。思いがけない告知、急を要した手術と治療、そしてテレビ出演中の病名の公表。妻は、死の6日前まで強固な意志で仕事に臨む夫を支え続けた。最期の日々を綴った感動の手記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
19
テレビではうかがい知ることができない竹田圭吾氏の家庭での様子が描かれています。仕事と家庭を両立されていた方なんですね。とはいえそれができたのは奥様の力が大きいこともわかります。彼ら夫婦のちょっとほほえましいエピソードが満載なので、落ち着いた感じで読めました。天国へ送ろうという気持ちがとっても表されていると思います。最後の竹田氏の様子を読むと自分の死んだ父の時のことを思い出しました。2016/12/18
ふじ
18
最近思うところがあり、気づけば手にとっていた、夫を看取った手記。金子哲夫さんの本が完璧な美しさだったのに対し、こちらは現実的で生々しいなぁと思った。病気の描写より、家族をだったり、自身の命を失うかもしれない心理が。急にだって、徐々にだって、死には想像できないくらいの葛藤があることに変わりはない。2017/04/25
yuhwen
8
このような本はやっぱり読んでしまう。2016/12/21
ゆうゆう
7
がん…まだまだお若いのに、というのは、誰もがもつ感想だろうなぁ。やり残したことはあっても、思い残す事はない。そう言い切れる人生が送れたら本望だろうなぁ。がんは闘うものではない、悔しくとも自分の一部には違いないから、上手く生活の質を維持していく、そのための手術や抗がん剤etc.なんだろうなぁ…真夜中の家族のコール、泣けるけど何故かうらやましい。自分がこんな最期を迎えることができたら…そう思わずにいられない。2018/04/07
み~しゃ
4
大好きなコメンテーターでした。その視点から切り込みますか! って気づかされることもあれば、時にユニークなコメント。そのギャップが魅力的でした。 奥様が竹田さんのことを何度か「大きな体」と表現されています。色々な意味で、本当に大きな存在だったのでしょう。ご夫婦の絆の強さと深さを思うと、その存在を失ってしまうことの、寂しさと悲しみの深さを感じ、やはり涙してしまいます。けれども、この本は「ある愛の記録」なのだと思います。とても温かい気持ちになりました。2017/08/10
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