内容説明
最後の武士、死地を見つけたり。下総の大利根河原に火花が飛び散る……。印旛沼開削普請をめぐる陰謀! ――渡辺崋山という主を失い、病いに冒されてすさみきっていた千葉道場一の剣の遣い手・平手造酒(みき)は、繁蔵親分に請われて笹川湊へ。印旛沼開削普請でにわかに活気づき、人足仕事を求める人々で膨れあがった下総に渦巻く、様々な思惑。普請奉行となった鳥居耀蔵の命で奔走する太十が見たものとは? <文庫書下ろし>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
38
千葉の下総に親戚がいるので、笹川の繁蔵や平手造酒のことは昔から聞かされてきた。そのため、本書はひどく読み足りなさだけが残る作品となった。主人公となる太十と言う人物に全く魅力がないことと、何より最後まで読んでみて、作者は一体何を書きたかったのだろうと不思議な気持ちにさせてくれる。まあ、時折こういうのとも出くわすと言う典型的な例。2012/09/06
小松 辰雄
1
星1つ。天保水滸伝に興味があって読んで見たがストーリーはつまらないし、歴史的な知識を得る事も少ない。何しろ平手造酒が主人公じゃないし。2018/10/27
田中秀哉
0
平手造酒に興味があって読みましたが、小説なんでしょうが無いんですが、実在の人物をたくさん登場させてる割に創作が多く、歴史モノとして読むには適しません。時代小説と割り切って読む分には、すぐ読めますが、内容は・・・
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