内容説明
観光とともに高度な医療技術を低価格で提供する医療ツーリズム。その医療サービスは、臓器移植、がん治療、美容整形、健康診断等さまざま。医療費が高額な欧米の患者が安価なアジア諸国に渡航し、現地の病院で治療を受けるケースが増えている。マレーシア、シンガポール、インド、タイ、韓国の医療状況を調査するとともに、大きな市場として期待される中国の富裕層も調査し、日本における医療ツーリズムの導入可能性を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kozawa
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例えばアメリカなどで特定の医療を受けるのに何ヶ月も待たされるので海外で受ける人もいますよね、と。本書では東・東南アジア各国の医療ツーリズム受け入れ側の様子を紹介した後、日本でも海外から日本の医者にかかるために来訪する外国人を増やせるのではないかと指摘する。簡単に目指せる道とも思えないが、日本の将来の生き残りビジネスとしてはまぁそういうのもありなんじゃなかろうかと。2012/02/16
