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内容説明
マスコミでも取り上げられた、炭ブームの原点! 紀州・熊野で暮らす、山びとの日常をリアルに描いた武野繁泰の傑作!【全244ページ】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有坂汀
6
物語の舞台は昭和32年。和歌山県の山中で父親も炭焼職人である主人公が、雄大な自然の中で少年から大人へと成長していく日々を描写していくものであり、主人公が過酷な肉体労働である炭焼きの一連の工程を通して紀州の雄大な自然とそこで暮らす人間と動物が調和し、独特の世界観を作り出しております。主人公たちはイノシシを狩りに行くわけですが、そこでとらえたイノシシが「コンボ(仔ども)」であり、人間によって「トドメ」を刺される瞬間の表情が強く僕の胸を打ちました。そして紀州の大自然を描いた武野繁泰氏の画力も見どころがあります。2025/04/09
マサトク
3
紀州の若き炭焼の日々を淡々と描く。原作あってのこの空気感だろうが、名品と思う。静謐。2017/05/13