ママがほんとうにしたかったこと

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ママがほんとうにしたかったこと

  • 著者名:エリザベス・イーガン【著】/阿尾正子【訳】
  • 価格 ¥1,826(本体¥1,660)
  • 小学館(2017/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093567183

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内容説明

じんわり胸にしみる言葉満載のワーママ小説。

「仕事も家庭も。仕事か家庭か。人生はバランスが崩れた時にようやく本気で動き出す。自分が本当に望むコト=大事なコトを探し中の全ての女性に!」――VERY専属モデル・クリス-ウェブ佳子
 家族と本をこよなく愛する3人の子どもの母アリス。主婦業と並行して女性誌に書評を書き、親友スザンナの経営する町の書店に通う平穏な暮らしのなか、弁護士の夫ニコラスが失業、突然フルタイムで働くことに!就活の末、拾われたのは巨大ショッピングモールで成功した新興企業。ニューヨークに新形態のバーチャル書店を出店することになったのだ。「未来の書店」というコンセプトに、アリスは大きな希望を頂く。
 スザンナには大反対されながらも、夫と子どもの応援を受けて働き始めるアリス。最先端の職場では聞き慣れない略語が飛び交い、24時間指示メールを受け取る嵐のような日々。家事はおざなり、育児もシッター任せとなり、夫はイマイチ頼りにならず、子どもとの間も微妙に。ある日、アリスのなかで何かが切れる――。
「あるある」「これって私のこと?」ワーママなら思わず頷いてしまう描写、そしてじんわりと胸に染みる言葉が満載のアメリカ発の共感小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なにょう

14
面白い。図書館の外国の本棚でたまたまみつけた本。外国の本は翻訳調が気になったりで読みづらかったりするがこれは面白い。主人公が仕事がうまくいかなくて悩んだり、家族のことを思って涙するのは、私と同じだ。人によっては真っ直ぐすぎる主人公にヒヤヒヤするかも。★失職して独立する弁護士の夫。妻のアリスは人も羨む職場をみつけて……職場・育児に加え父親の癌の再発。父親に対するくだりは涙無しには読めなかった。人生を頑張ってる人にオススメ。2018/11/24

ツキノ

11
アメリカの雑誌編集者による初の小説。タイトルに惹かれた。夫の転職で満足していたパートタイムの仕事を別のフルタイムの仕事に変えなければならなくなったアリス、新形態の書店を出店するという企業で働き始めるも、小さな町の書店を経営する親友との仲は微妙になり、独立しようとしている夫のアルコール摂取量は増えている模様、そして実の父の病気が悪化、3人の子はいちばん上の女の子が思春期突入…と、働く母、激動の一年を描いたもの。一気に読んでしまう。働く母の共感小説。翻訳文学がやや遠い存在という人にもうってつけのいい作品。2017/06/25

ケロリーヌ@ベルばら同盟

9
海外の小説を読む楽しみの一つに、その国の子育てや、労働事情を知る事があります。この作品にも、大いに学び、考えさせられました。30代後半、3人の子、弁護士の夫を持ち、パートタイマーで編集者、書店員として働き、NY郊外の一軒家で暮らす主人公アリス。突然、夫のニコラスが法律事務所を退職した事を発端に、自身の就活、就職、父の大病と、怒涛の展開に!アリスは、家族を気遣いながら、有能なシッターの力を借り、敢然と問題に立ち向かいます。ジェシーに宛てた、出されなかった手紙が素晴らしかった。一皮むけた働く母の至言でした。2017/12/30

にか

8
アメリカのごくごくありふれた一般家庭。弁護士をクビになった夫と急にフルタイムで働きに出なければならなくなった妻アリス。そして3人の子供達。この家庭で起こる出来事にさほど興味は湧かなかったが、アリスが務めることになったスクロールという会社は面白そうだと思った。「紙は環境に毒なので本はすべて電子書籍にします」というコンセプトで設立された会社。途中で方向変換してしまったのが残念で仕方なかった。2017/10/06

snow

6
子供を人に預けてフルタイムで働いてヘトヘトになり、仕事と家庭のバランスが崩れていくさまや、末期がんの父に向き合い、悲しみを受け止めながら、それでも子供達の学校のことや食事、洗濯などの家事には待った無しという現実。過去の私を見ているようで、つらすぎて何度も読むのを休んだ。私だけではなく、今を生きる多くの女性たちの生活とオーバーラップするのではないかしら。だからこそ、原題「A window opens」が心に響く。一つの窓が閉まったら、もう一つの窓が開く。行き止まりに見えても、道はまた開ける。素敵な本でした。2018/12/10

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