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内容説明
コンピュータの能力が人間の脳を超える時、シンギュラリティ。
「人間らしさ」という思考停止はやめて、“これから”を読み解く。
ギャンブル性のあること、コレクション的なこと、単純に心地いいこと…人間にとってエモいこと以外はすべてコンピュータにやらせればいい――。
“現代の魔法使い”と称され、世界でもっとも注目されている日本の気鋭の若手学者が丁寧に描き出す「未来のキーワード」を紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
294
パッと見だとよくある実用書のようにも見えるけど、読んでみると思ったよりも骨太でかみごたえのある一冊。単なる未来予測や生き方のハウツーではなく、翻訳書のようにきちんと読めて役に立つ内容になっていて、おススメできる。公私ではなくストレスによる生活区分や、楽しさを構成する3つの要素、人工知能対人間という誤った対立軸の是正など、自分の考え方を改めて考え直させてくれる内容が多い。2017/06/18
やすらぎ
148
コロナ禍前に読んでいたら捉え方が違ったであろう本書。仕事は対価から人間のために変わっていく。将来的に過度な競争のない社会になるかもしれない。今より世界は多様になる。選択肢が増えるほど、自らが何に心揺れ動くのか意識を持つ必要がある。人は平均を求めるが、意識的に脱することで、本来の個性を認識する。それは他者との比較から生まれるものではない。奪い合いではなく広げ合いである。人は競り合うと思考的多様性が減る。…人類はどのように適応していくのだろう。自らの在るべき姿を問い続けることにより、新しい道が描けるのだろう。2022/01/02
ひろき@巨人の肩
95
未来を語れる日本の求道者。ユヴァル・ノア・ハラリ同様にポスト・ヒューマニズムの話だが、純粋な日本語で語られる点が非常に良い。超AI時代の生存戦略は、人間の機械に対する相違を把握して、機械親和性を高めつつ、人間の持つ不確実性を意識して利用する。具体的には、Work as lifeとして趣味が仕事化が基本。趣味探しは模倣からでも早期にトライ。セレンディピティとしての嗜好品の意識的活用も良い。知識はフックをかけてインプット。今後はソーシャルメディアがイデオロギーを作る。マスメディアはヒューマニズムのツール。2020/12/02
けんとまん1007
73
ここのところ気になっている言葉。ベーシックインカムも取り上げられている。AIを語ると、どうしても、人って何だ・・・に行き着く。人だからできること、人でもできること。そのバックボーンとしてのキーワードが並ぶ。確かに、何かでてきても、すぐにコモデイテイ化する時代。それを前提として受け入れると、ものの考え方も変わるのかも。ワークアズライフという考え方。一人の中で、いろんな部分があり、それぞれ意味合いを使い分ける。なるほどなあ~と思う。2019/02/06
Kentaro
59
ダイジェスト版からの感想 私たちは21世紀になり、24時間誰とでもコミュニケーションを取れ、時差的なものが取っ払われ、何時でも働くことが可能だ。今の社会において、雇用され、労働し、対価をもらうというスタイルから、好きなことで価値を生み出すスタイルに転換することのほうが重要だ。それは余暇をエンタメで潰すという意味ではなく、ライフにおいても戦略を定め、差別化した人生価値を用いて利潤を集めていくということである。今のAI時代、データを持つものが、勝負に勝ち、ブルーオーシャンを見つけられる。その思考を持つことだ。2018/03/13
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