内容説明
好評の前著『川柳で平成の世をぶった切り』に続く、2014年~2015年までの国内、国外での出来事を詠んだ時事川柳集。
今の世に疑問を抱きつつ、「川柳で世は変わらない」と思いながらも詠まずにいられない、世に問わずにいられない作品集。
大事件無いのを祝う年始め
候補だったことがそんなに大ニュース(三島由紀夫ノーベル賞候補)
大輔に見るメジャー七年後の姿(マイナー契約)
口きけば唇寒し首寒し(対イスラム国)
執念が光を放つダイオード
偶然の中に真実知る力(ノーベル賞)
贅沢に慣れると節約難しい
脱デフレ論じて高いものを食い(黒田さん)
アメリカの情報流出規模違い
大晦日で一年区切る人の知恵