セルフ・ネグレクトの人への支援 - ゴミ屋敷・サービス拒否・孤立事例への対応と予防

個数:1
紙書籍版価格
¥3,080
  • 電子書籍

セルフ・ネグレクトの人への支援 - ゴミ屋敷・サービス拒否・孤立事例への対応と予防

  • ISBN:9784805852453

ファイル: /

内容説明

「ゴミ屋敷」「サービスの拒否」「孤立」等、自分に無関心となり、他者からの介入も拒む“セルフ・ネグレクト”は、支援困難事例となることも多い。本書は、セルフ・ネグレクトの概念や現状、対応法、予防策等を解説。様々な支援事例や発見のためのアセスメントツールも収載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とろこ

61
セルフ・ネグレクト。それは、自己放任。自身による世話の放棄・放任である。取り上げられている事例は高齢者が多いが、40代女性の例もあった。自分の安全や快適さなどへの関心が極めて薄くなる為、住居がゴミ屋敷と化したり、健康を害したりする。支援や受診の勧めを拒否するなど、ゆるやかな自殺ともいえる。そのような人々を支援するには、どのような制度や仕組みが必要なのか。アメリカでは、高齢者だけでなく、18歳以上の人を対象にした支援団体が存在する。認知症や鬱病、障害なども踏まえ、孤立死に至らないよう支援する仕組みが必要だ。2018/04/21

水彩

10
前半はテキスト的な情報。事例はうまく展開できた例。なかなかチームが意識共有できて動くことは難しかったりする。現在各地域での取り組みを紹介。今後の支援の構築の整備が求められる。2018/11/17

naohumi

6
仕事上、セルフネグレクトの事例に遭遇する事はままある。何らかのヒントを得ようと読了。 前半は対応方法で後半は事例を通して、セルフネグレクトの方に対する対応が紹介されていた。 感想としては、抱え込まずチーム支援する事であったり、本人との関係構築からニーズ一緒に作り出して、人生を伴走する心がけが大切なんだと感じた。 ついつい、サービス導入ありきで考えてしまうが、サービスはあくまで手段。肝に銘じたい。2021/07/25

海星梨

4
セルフネグレクトの専門書。地域包括センター職員とそれに関係する組織で働く人向けのテキスト。事例も多く収録されており、参考になった。しかし、セルフネグレクト=ゴミ屋敷という世間のイメージに本書もとらわれてしまっている。しかし、ゴミ出しができない・排泄がうまくできないといった問題が根幹にあり、俗にいうゴミ屋敷になっているという側面は無視できない。そういう意味ではゴミ屋敷はある程度セルフネグレクトが悪化して場合の発見要素の一つで、それがない場合の発見や支援は難しいのかなと感じた。2020/07/19

くらーく

2
第5章から読むのが個人的には正解だったかな。いやー、セルフネグレクトって高齢者の事例ばかりと思ったけど、意外と40代、50代の事例もあって、他人事じゃないなあと。性格的にはばっちり当てはまっているし。支援される側にはなりたくないなあ、子供にはこういう思いをさせたくないなあ、と。 セフル・ネグレクトする人は、社会的交流が上手くできないのだね。親子、兄弟でも上手くいかないし、親戚、ご近所とも。そんな人の心をほぐしつつ、問題を解決するソーシャルワーカーの方々は本当に偉いなあと。予防対策がのぞまれますなあ。2020/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9800835
  • ご注意事項