内容説明
とある世界に、魔法戦闘を極め【賢者】とまで称された者がいた。
最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした彼は、
『自分に刻まれた紋章は魔法戦闘に向かない』という現実に直面する。
そこで彼は、自らの魂を封じて未来に転生。
『魔法戦闘に最適な紋章』を持つ少年マティアスに生まれ変わることに成功した。
「――よし! 当たりだ!!」
ようやく手に入れられた『魔法戦闘に最適な紋章』。
だが、未来でその紋章は「失格紋」扱いされていた!!
『魔法戦闘に最適な紋章』を「失格紋」扱いする、低レベルな魔法理論が跋扈する世界。
「失格紋」を持つマティアスは、そこで「栄光紋」を持つ少女ルリィや「常魔紋」の持ち主アルマと出会い、
入学した王立第二学園でかつて【賢者】と呼ばれた実力を続々発揮していく――!!
「小説家になろう」発! 日間・週間・月間・四半期ランキング1位を獲得した超人気異世界「紋章」ファンタジー!!
※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
12
とある世界、未来に可能性を信じて転生した賢者だった少年が、魔法が衰退した世界で暴れ回る物語。―――その知識と力は、世界の反撃の鍵になる。世界に蠢く奴等の思惑で常識が書き換わった世界で、少年が見せつけるのは文字通り規格外の力。文字通りの圧倒的な規格外、前世の知識に魔法の力を組み合わせ無双を繰り広げるこの物語は、意外と世界に知らぬ間に危機が迫っている中、我知らずと暴れ回り息をするかのように非常識を見せつける、その爽快感が癖になる物語である。思いついた計画は、反撃の狼煙となるのか。 次巻も楽しみである。2017/08/09
こも 旧柏バカ一代
11
なろうで別作品を読んで、この作品は真っ新な状態で読んでる。文書の表現が上手いんだろうか、ストレス無くよめる。魔族に魔法の認識を改竄された世界って設定も面白い。2019/03/23
じお
10
★★☆☆☆ 面白………うーん、という感想、ページ数が進むにつれて残念になっていく感じ。文体は軽め、雰囲気はコメディ、改行やスペースが多く余白が目立つが読みやすくてこれはこれでいいと思う。紋章と魔法という設定が二つあるのも良いのですが、ストーリーがちょっと。魔法が衰退したまでは良いんですけど、そのやり口や目的が無理筋、気づかれそうですしまどろっこしすぎる。俺TUEEをやるのに周りを無能にするというのはこの手のジャンルでは常道ですが、あんまり好きじゃないかなと雑感。2021/01/01
爺
9
仕事に疲れた爺さんは、またなろう系ノンストレス作品に戻ってしまった……。でもこの作品、ノンストレス系の中でも特にストレスがない。素晴らしい。もう主人公最強は決定事項で、物語はするする進む。佐伯泰英の時代物を読んでいるかのようにノンストレス。しかも文章なども癖がなく読みやすくノンストレス。ひとつ難を挙げるとすれば、シーン替えの1行空きや台詞前後の行空けが多いので、ページ数の割りに内容量が少ないことか。ネット系と普通の一般書籍を濫読していると、ネット系作品の行空けの多さが気になるんよね。2019/04/18
君島 嵐士
7
ある世界に、自分の理想の紋章を手に入れるために何度も転生した人がいた。 戦闘に向かないからと…。 ついに、願った戦闘に最適な紋章『第四紋』を手に入れた! しかしそれは『失格紋』と呼ばれ、最低の紋章。 馬鹿にされている紋章と自分が持ってるスキルで世界最強を目指す!2020/03/28