内容説明
いつも気持ちのいい湯とたくさんの不思議にあふれている、東の都の妖怪が営む湯屋。その湯屋の奉公人、佐吉はカラクリ技師になるべく、長らく引きこもりだった伽藍堂に弟子入りをしていた。そんなある時ふらりと現れた老カラクリ技師の半月堂。佐吉の長屋に居候することになったその老人はとぼけた風情だが腕は確か、そして謎めいた目的を持っていて、さらには伽藍堂や湯屋の主、白闇とも繋がりがあるようで――? 人と妖怪が織りなすおかしくてあたたかで不思議な物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
69
ホンワカと読後感はいい。一巻よりうんと読み易い。佐吉と運命の出会いをするカラクリ技師。人と妖怪の付き合いの方がいいかも。現実の世界は・・稲田氏のホッとした表情。あれが本当のアベさんが推した人の表情だったんだろう。能力以上の重圧は人を歪める。佐吉の天性のカラクリ師としての腕前はおじいさん譲り。才能っていうものはず~っとご先祖様からの賜物。この本が漫画ならわかりやすかったかも。2017/07/28
真理そら
44
佐吉の件(くだん)・若葉が可愛すぎる。「ハンセイタリナイ」「ハゲロ」とか罵られてみたい。なんとなく道後温泉の有名な建物を連想させる湯屋を舞台にカラクリ技師志望の佐吉がウロウロオロオロしながら成長していく物語。続編が出たらまた読もう。2019/07/15
はつばあば
39
再読(#^^#)。3年前の私の頭と今の私の頭と変わりなく一安心。なにがあれ寿命が来るまで生きる!伽藍堂のように(^^;2020/04/28
飛鳥
28
妖怪たちが営む湯屋で働くカラクリ技師を目指す人間の佐吉の第二弾も楽しくて心がほかほか温かくなる物語で良かったです。湯屋の前で偶然出会ったカラクリ技師の男性を家で預かることに、長屋の住人達からも屈託ない性格と壊れた身の回りの物を修理してくれる事から大人気になる男性。佐吉も振り回されながらも団欒に嬉しそう。師匠の伽藍堂の心情や思い出が克明に今回は描かれていてこれから彼がどうなっていくのかも気になります。佐吉の家に転がりこんできた男性、半月堂にも癒されました。次巻も楽しみ。早く読みたいです。2017/09/01
ふらこ
11
怪異っていうのが、現象のことではなく。怪の上位存在が怪異。って1巻を再読してやっと思い出したww ということはメインは怪異である白闇なのかもしれないなぁ。仟石から託された「お願い」が何だったのか、気になりますね。佐吉の能力もこれから、どう扱っていくんでしょう。独特な世界観なので、ぜんぜん予測つかないですね。発条の圧縮、伸縮、融合とか出てきて、SFちっくな色も出てきちゃいましたしね。どういう方向に行くのか(´- `*)次巻も読みたいです。2017/10/22
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