内容説明
上倉家の蔵にある様々な付喪神の過去を紐解きながら、その依頼を引き受ける“鍵守”となった結花。新学期が始まり、宏光や環のおかげで転校先の高校にもなんとか馴染んできた。何の部活に入るか悩む結花の前に現れたのは、フルートの付喪神・レイ。レイにはどうも深い傷があるようで……。そして、ついに着物の付喪神・蘇芳の過去、上倉家の成り立ちが明らかに! さらに、相棒・宏光との関係にも進展の兆しが?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
51
2巻目を読んでいたのですが、不意に気乗りがしなくて他の本に走ってしまいました。転校というのをしたことないですが・・勇気のいるものなんでしょうね。さて転校が済んで結花ちゃんが慣れてきてからはスムーズに読めました。蘇芳さん月下さん、伝兵衛さんと付喪神さんてほんと素敵。人に惚れてくれる付喪神。私達モノを粗末にし過ぎてやしませんか。昔、服や着物にバッグ等凄く値が張る物を購入しても、うちの娘達は断捨離やと捨てる。売ったところで二束三文。モノに不自由をしない世代なんていつまでも続くわけがないと不平不満を募らせている2020/01/31
hirune
49
付喪神といえば妖精っぽい軽い性格をイメージしてましたが、この蔵の住人たちは結構悩んだり厭世的だったりとちょっととっつき難いですね〜。彼らの面倒を見る鍵守の少女も少しウジウジした性格ですが、頑張って成長していってますね♪ジャンルは あやかし✖️胸キュン青春ものでしょうか😅ムササビ(?)の飛丸が可愛い♡ヒヨコとか蔵で育てて 喋る最強ニワトリを育成してもらいたい!2020/06/18
万葉語り
45
フルートと筆と映写機の付喪神が出てきた。結花の高校生活も順調だけど、都会で挫折した人が田舎で復活するパターンはどうなんだろう。より人間関係が濃い方がしんどいような気がするのだけれど。上倉家の蔵の成立事情も分かり、おじいちゃんが芸術にも理解がある文化人だったことも分かりこれからというところでの完結は残念。2020-1712020/09/27
ぽぽ♪
33
結花の家の蔵にいる付喪神達の話は、読んでてほっこりします。宏光との関係も近づいて、あと少しって所で邪魔入るし(苦笑) 結花が付喪神達に愛されてるのも、微笑ましかったです。シリーズ完結は寂しいです。2017/06/11
み
26
さくさくと♪付喪神とリアル男子が恋仇ってのに、ニマニマ(^o^)も少し続くかと思ったのに、残念なり。2017/12/27