内容説明
負の念を抱えた霊というものがある。彼らは手ぐすねひいて待っている。あなたが“そこ”に踏み入れる瞬間を。そして隙あらば狙っている。無防備な足首を掴み、無間の底に引きずり込む僅かなチャンスを。“そこ”とはどこにあるのか?それは何も特別な場所ではない。あなたの日常―通勤通学路、学校や職場、楽しき我が家の中にスポットのように潜んでいる。目を閉じていま一度見つめてみるがいい。あなたには見えないか?死の野辺が。カタカタと嗤う髑髏の群れが。目に見えぬ地雷のごとく仕掛けられた霊たちの罠、カチリと頭の奥で音がした時はもう遅い。やつらの手の中に落ちている。そんな絶体絶命の罠から生還した人々の戦慄の恐怖譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
26
著者の加藤一さんとは、会ったことはないものの、ノベラズで出た元祖『超怖い話』からのお付き合い。怪談落語なんて呼ばれることもある、軽妙で明るい語り口が好きですv 2019/07/19
眠る山猫屋
4
最後のひいおばあちゃんの話は良かった。2013/08/01
七澤
3
貝殻の神様の話が印象に残ったなぁ。あと家の話。最後の話はとてもいい話だった!2019/05/26
pgin
3
「戦」戦場でのおふざけは本当によくない。「車」特にこれと云う物は見えなかったが、URLが嫌。「人」“仏式は色々なところに化けて出られるけど神式は守り神になるから出歩けない”という話が大婆ちゃんと重なる。2017/07/05
buchi
3
最後の大婆ちゃんの話が好き。力がある人はやっぱり何か大きなものに選ばれているきがする。 本文はサブタイトル的な扉や解説が多めで、もう少しシンプルな方が読みやすかったかなぁ。 怖さ的には星2つくらい。2013/11/27
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