月下におくる(上) 沖田総司青春録

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月下におくる(上) 沖田総司青春録

  • 著者名:堀川アサコ【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2017/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062936422

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内容説明

嘉永六年、父を亡くした沖田宗次郎は、試衛館の内弟子となる。並外れた才で頭角を現した宗次郎が道場破りを一手に引き受けるようになる頃、相次いで少年殺しが横行する。魔の手は宗次郎の知己・藤吉にも及ぶ。道場でいくら強くても、友の仇一つとれない……。葛藤は宗次郎の青春に影をおとす。十九歳になった宗次郎は名を総司と変える。尊王攘夷の思想が時代を動かす中、試衛館の面々は浪士隊として京を目指す転機を迎える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

55
“沖田総司”になる前のまだ真っ新な少年。友情と淡い恋、そして死と無念を知り、その中で少年は大人になり、“沖田総司”が誕生する。誰もが最初から大人だったはずもないのに、新選組一番隊隊長、最強剣士“沖田総司”のイメージが先走ってこんなに初心で真面目な少年がいたかもしれない…とは思いもつかなかった。試衛館の仲間たちと共に逞しく育つ彼を可愛らしいと思ってしまうし、葛藤で壊れそうな心を懸命に保つ姿は愛おしく感じる。沖田は出会った頃から十数年経った今でもずっと私にとっては「弟」みたいなもの。頑張れ弟よ、活躍の下巻へ。2022/01/14

ぽろん

48
堀川さんの新刊が新刊コーナーにあったので、思わず、お持ち帰り。沖田総司といえば、新撰組の中の沖田総司しか知らないので、幼少期の総司の話は興味深かった。2017/04/29

yamatoshiuruhashi

43
堀川アサコが描く沖田総司。沖田の子供時代の話など読んだことがなかったが、これは著者の想像の産物だろうか。上官は今日に上って、芹沢鴨一波が横暴を極めているところまで。話が中途半端だから簡素の書きようがない。本書、絶版につきAmazonのバーゲンブックで新本を安く手に入れたが、下巻はそこになくマーケットプレイスで頼んだものの、到着予定日を過ぎてもまだ届かない。予定が狂って、本の内容まで悪く言いそうだから感想は下巻にて。2021/10/19

ありす

38
幻想シリーズの堀川さんが描く"沖田総司"が気になって読んでみた。沖田総司と言えば新撰組ということぐらいしか知識がないが、幼少期からを描く本作では、あの人とはこの時代に出会っていたんだという新たな発見が楽しかった。剣の腕はあるのに友の仇一つ取れないというもどかしさ。ある出来事をきっかけに人を斬ることに戸惑いがなくなってしまった総司。後編では何が待ち受けているのか?2020/12/15

キャプテン

38
★★★★★_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1863年幕末─新撰組編】男は一振りの刀。いや、刀のようにありたいと願うのが、男なのかもしれぬ。抜き身では危なく、かといって名刀ならば仕舞っておくべきでない。ここに、新撰組という蒼き刀たちがいた。その中でも一際蒼く輝く、新撰組最強のやいば、沖田総司殿。過激なやり方で維新志士たちを葬り去る彼らは、この世の誰よりも、刀でありたいと願ったのかもしれぬ。近藤勇殿、土方歳三殿、芹沢鴨殿らと出会い、ほとばしる青春を生くる総司殿。最強の男は激動の世にどう生き、何を思う。2018/03/02

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