ジャンプコミックスDIGITAL<br> 症年症女 3

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ジャンプコミックスDIGITAL
症年症女 3

  • 著者名:西尾維新【原作】/暁月あきら【漫画】
  • 価格 ¥457(本体¥416)
  • 集英社(2017/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784088810829

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内容説明

少女の顔を思い出せない少年はある想いを胸に彼女の元へ向かう。ただ、笑顔が見たくて…。個性とは。人生とは。この物語が行き着く先は…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

59
個性とは何か?の問い、個性とはそれぞれだよと解く。その心は愛だよと言った感じで、少年少女の物語は終わりました。巻末で西尾維新が、めだかボックスの対になる物語と書いてましたが、まさにめだかボックスが求めていた異常者どもは、見方を変えれば没個性ということになるわけです。どんな嘘(ドラマ)も、脚色できるもの。しかし、この作品は暁月あきら先生だからこそ、作品になれた気はします。漫画だからこそできることを取り入れている。結局、どういうことだったの?の問いに答えてはいないものの、不思議と爽やかな読後感があり不思議。2017/06/08

トラシショウ。

21
他人の顔や名前が「塗り潰されて」見えない少年と、「布切れやボタンで覆われて」見えない少女の、奇妙で凄惨で、切なく儚く、そして救いがない事が救いの様なやるせない物語の完結。最終巻。短い巻数だけど打ち切り感は皆無なので、原作、作画共に描きたいモノをきっちり描き切って筆を置いた、と言う印象。漫画的なお約束からメタ認知や物語論、道徳と納得、人生と個性の付き合い方にまで及ぶ、加速度的に広範に広がる物語世界への言及(と言う名の説明)で煙に巻いた様で、読者はちゃんと結末に導かれている。秀作(以下コメ欄に余談)。2017/05/05

ycm

17
1.2巻の盛り上がりを考えると、3巻で終わりなのは少し巻きすぎではないかと思うが、何もかも暴いて説明し尽くさないほうがこの作品には合ってるような気がする(最後結構説明してたけど)。腑に落ちないところも含めて考える余地のある、まさに西尾維新作品だと思いました。個人的にはなかなか名作かと。2017/05/03

わたー

17
★★★☆☆完結巻。前巻の盛り上がりを考えると、ここで終わってしまうのは若干、肩透かしな印象が残った。殆どの登場人物の顔が見えないという意欲作で、まだまだ続けられる要素はあっただけに残念。ラストの少女ちゃんの独白や、少女ちゃんの見えていた世界から察するに、これは歪んだ純愛の物語だったのだなあと勝手に解釈した。2017/05/02

とら

16
完結。西尾維新の発想が凄すぎる。裏切られる展開とかの次元じゃなくて、もう考えつきもしないからね。最後は不思議と幸せな気持ちになったんだよなあ。バッドエンドのはずなのに。あとがき読んで、「めだかボックス」読み返したくなった。2017/05/17

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