内容説明
戦中、戦後の物のない時代を育ち、実家の高木家ではいわゆる没落貴族が辿る道を経験しました(笑)。でも、それらすべてのことが「あるもので工夫をする」「アイデアを考える」など、私の人生のプラスになった気がします。
いま、世の中は本当に豊かになりましたが、何を見ても驚きと感激の連続! トイレに入って、ペーパーが柔らかいだけで、「ああ、ありがたい!」と思う私は、毎日が幸せで楽しいのです。
そんな私の毎日を楽しむアイデアをお届けします。
【暮らしが楽しくなるユミさんの86の秘訣!】
フランスマダムの精神は、似合うに勝るおしゃれなし!●「迷ったときは黒い服」と思う人はおしゃれになれない●最強の若見せアイテムはボーダーとダンガリー/炭水化物は朝3分の2、昼半分、夜は普通に●夜用クリームにはぜいたくをする/二重まぶたテープと眉のアートメイクは試してみて損はない!●67歳の現役バレリーナの教え/オレオレ詐欺などあり得ない国、フランス●40代、50代、60代、そして70代でやっておくといいこと etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
50
本当に79歳とは思えないバイタリティー溢れる毎日を過ごされています。『楽しいことが大好き。装うことも食べることも物を創り出すことも大好き。好奇心の塊のような人間。』と書かれていて、本当にそう!洋服やアクセサリー、小物類からバッグまで手創り三昧。こうして手指を動かしているのもいいのだろうな。惜しみなく情報を開示していて、100均で買ったシークレットインソールの話には拍手したいくらい。早速真似しよう。アクセサリーも還暦過ぎてからは敬遠していたのですが、著者製作の「ラリエット」に興味津々。こちらも真似したい。2021/02/22
布遊
35
1938年日本生まれ、パリ在住、デザイナーをリタイアした女性の暮らしを愉しむコツを紹介した本。*フランスでは、センスがいいと言われるマダムほど、少ない自分の定番服を上手に着回している*目が覚めるとベッド上で10分ほどのストレッチをする*お互いの歯車が合わないと感じたら、いったん関係を保留にする*沢山の物を管理するのは大変で、大好きなもの少しだけあれば満足*物を把握できなくなったら処分の対象*無理をしないで機嫌よく暮らす*諦めるは執着しないと言うことー写真もたくさん載っているが、当時79歳には見えない若さ。2020/03/01
ごへいもち
29
とても御年には見えない若さ。慈恵医大創設者の曾孫、田雙育ちのお嬢様、今も基本パリ暮らし、冬はフロリダ、年に2回は日本に帰国、クルーズ大好き、いいなぁ。読友さんご紹介。うらやましいけど元気が出る2018/06/17
なるみ(旧Narumi)
23
実家の母のお勧め本。とてもおしゃれな79歳の著者によるワードローブ、フード&ビューティー、人間関係、日常生活について綴られたエッセイと着こなしグラビアでした。2018/06/06
Yukiko
13
あぁ、面白かった! こんな人生もあるんだなぁ。1932年生まれの戦前のお嬢様が人生を自由に駆け抜けて、フランスで穏やかな老後を迎えていて、羨ましいといえば羨ましいけれど、こんな人生もあるのかと感心した。 ブローチの位置は肩に乗せるぐらい高く! 化粧は丁寧に時間をかける。モノは管理できる数に。 なんだか、すでに知っているのかも。 2023/04/14