内容説明
桐山勇、18歳。かなりの天狗。J1所属のチームに入団が内定していたが、“ある噂”により取り消される。仕方なくこの春から、JFLの武山FCへ腰掛けのつもりで入ることになった。父と姉を残し向かった新天地で、天狗の鼻はぽきりと折れる――。汗と涙と泥にまみれ成長する勇を、好きにならずにいられない。ザ・青春小説金字塔!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
127
一言で云ってしまえば、熱血青春サッカー小説。でもサッカーに詳しくない私でも興奮するくらい臨場感のある文章と、主人公の裏事情。手に汗握るは、涙ぐむは、心地良い翻弄に満足な読了感!!2017/01/22
ゆみねこ
78
泣きました!高校卒業後、サッカーの4部リーグにあたるチームに入った桐山勇の成長譚。地域に密着して、仲の良いメンバーとサポーターに囲まれ、スポンサー企業のスーパーで仕事をしながらのサッカー人生。彼が1年弱でつかんだもの、気付いたこと。咲田さん・赤瀬監督が良かったです。この本、お勧めします!2017/01/09
papako
73
よかった!この作家さんの主人公にしては優等生な勇。俺様サッカーの彼も、チームでもまれ職場でもまれて大きく成長する。アニメ『ジャイアントキリング』を5回は観たので、サッカーの場面も想像できて、専門用語もわかっているので、楽しめました。サッカーって敵も味方も近いですよね。人が試合に大きく影響するんだろうなぁ。チームのすり合わせ、大事なんだ。そして監督の力って大きい。電車で読んだのに、ラストうるうるしていました。サッカー、本物の試合観戦したくなりました。あー、楽しかった!2017/06/06
のぶ
64
JFLの下位リーグを舞台にした、爽やかな青春ストーリーなのだが、世代の違いに読んでいて、何か落ち着かない物を感じた。それを棚上げして感想を書くと、主人公は桐山勇。豊かな才能に恵まれていたものの、本人の協調性に問題があり上位リーグへの入団は叶わず、自分の置かれた環境で、もがきながらも成長してゆく物語。スポーツを扱った小説として読みやすく馴染みやすいのだが、描写がサッカー一辺倒で直線的な印象で、シンプルすぎる感じ。もっと多角的に描けば立体的になったのではと感じたが、全体としては良くできていると思った。2017/02/06
み
24
この作家さん、久しぶり(^o^)少年の成長するお仕事話し、さくさくと♪サッカーが詳しくないので、試合系のトコが描けず残念ながら、楽しみました。2017/03/21
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