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内容説明
日本歴史の転換点には「院政」が現れる! 欲望を表明しうる唯一の人・上皇が布く院政という体制と、その上皇の欲望こそが鎌倉時代を導き出す。系図と年表付きで、歴史の大きなうねりを橋本節で検証する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
崩紫サロメ
12
橋本治『双調平家物語』の創作ノート続き。何か結論が出たというわけではないけれど、橋本治が歴史創作を描くときに「世界観」を作っていくのだな、というのを感じた。日本史部分だけでも大化の改新から始まるため、時代ごとに常識が異なる。作者はその点に非常に興味を持っているようで、その世界の仕組みを想像しながら構築していく。どこかSFのようだ。そして、その世界の人々が動き出したときに「なんだってこんなところに”現代人”がいるんだ―」と我々と似たところに見出す。こうやってあの物語は作られていたのか、本編を再読したい。2026/07/13
りー
10
とりあえずの通読。「自分の娘を天皇の后にして、生まれた外孫を天皇にする」ことがどこから始まったのか?への答えを探して系図を書いていったら欽明天皇の時代まで遡り、全長3㍍を越えてしまったというエピソードが圧巻。道長以降の摂関家と天皇は・・・女性を相手にする事に些かうんざりしていたのか男性の愛人に走るケースがとても多い。院政の院たちは皆そうだし、摂関家もそう。この「男寵」を知ると、一気に歴史が面白くなる。源平合戦は誰も戦いの全体像を把握しないまま進んだなし崩し局地戦の結果だという指摘にも刮目。2019/08/22
なお
3
長くて厚い本なのに、ニ、三度読んでます。はじめはチンプンカンプンだった人名や時代背景も頭に入ってきました。親子、兄弟入り乱れて争う時代だけに、どうしてそうなってしまうのかがわからなかったのですが、この本を読んで少し理解出来た気がします。あまりに人間臭い悪左府頼長や、まどろっこしい鳥羽上皇。ファンになりそうです。2017/10/24
なぎ
3
あ、いかん双調全16巻読み返したくなってしまう(と言いつつ多分読まないんだけど)。「現代人」に置き換えられた清盛や頼長や後白河などなどいちいちぴったりなので思わず噴き出してしまうけれど、1000年の昔から人間って変わらないものなのかと思うとどこかうそ寒いものもあるよね、と。そして結論そこなんですか橋本先生!>日本の歴史はややこしくて鬱陶しくて、じれったい。2012/09/16
hrn
3
半分まで読んで時間切れで図書館返却。序盤が長すぎて話が進まない。系図が少しずつ形を変えて挿入されている。くどいほどあるが系図が完璧に頭に入っていない人間には親切設計。再読予定。2010/03/11
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