内容説明
日野の豪農・土方家に生まれた歳三は、すらりと整った見た目に反して、負けず嫌いで一本気な性格だった。江戸での奉公が合わずに店を飛び出した歳三は、後の近藤勇と出逢う。勇によって「強くなって武士になりたい」という想いに火をつけられた歳三は、勇や沖田総司ら試衛館の仲間と剣の腕を磨く日々を送ることになる。だが、京の治安を守る浪士組に加わったことで、運命は大きく動き出し……。熱量溢れる渾身の青春時代長編!
※本書は、二〇一五年三月に小社より刊行された単行本『土方歳三 上』の第二部九節までを文庫化したものが底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
55
面白かったです。負けん気で一本気な性格の土方さんが格好良いです。奉公先を飛び出し、近藤さんと出会うことで運命が変わっていくように見えました。武士になりたいという想いに火をつけられ、試衛館の仲間となるのですね。大きく疎気だした運命がどう導かれるか、続きも読みます。2021/12/22
り こ む ん
37
読友さんからのいただき本。読友さんも辛口だったけれど、私もかな。読みやすくは有るのだけど…魅力的か?と、言われたら…別に。となる。上中下と分けて有る割りにちょっと物足りない…濃密さが物足りない。と、感じてしまう。続きは読まないかなぁ…2018/04/15
佳乃
26
土方歳三の幼少期~浪士組までの話だけれど、なんか猪突猛進型だなぁ・・・なんて思ってみたり、近藤さんのことになると、どこまでも熱い人で、しかもなんか優しく見えたりしちゃうし。思わず、桃若ではないが『歳さん、着いていかせてください』とお願いしたくなっちゃいました。でも、沖田総司は軽いな、うんとても軽い奴だよ。でも、剣の腕は相当でチャラチャラ、ヘラヘラしてるようなのが、一瞬真剣な顔で剣を抜かれたら、その一瞬で終わるんだろうなぁ・・・。中巻の歳さんはどんなかなぁ。歳さん、待っていてねぇ。2019/08/29
如水
19
文庫本になった為再読。ココで知り合った人にもオススメしました。改めて読むと作者の土方愛が滲み出てます。何故か?上巻約200ページ強を幼年期から浪士組参加、清河との決裂前迄描いているから。ほぼ逸話と伝聞や挿話で此処まで書けるのは凄いな、と改めて思いました。なので読む人によっては『あれ?この話って・・・』と思う件もあります。今から益々話が濃くなるのでどうまとめ切るのかもある意味楽しみです(と言っても再読なので僕は知ってますが)。2017/07/18
ちびごん
16
バラガキ時代から京都到着まで。「燃えよ剣」とは印象は少し異なるが、史実でもよくわかっていない部分での小説としてとても面白い。結末まではわかっていても彼の生涯は魅力的だ。中巻へ。2017/08/30
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