内容説明
慶長20年(1615年)5月、大坂城落城――。
豊臣氏が滅亡したかに思われたが、じつは7歳の泰姫が落ち延びていた。この泰姫(のちの天秀尼)が宿命を使命にかえて生きていく知られざる姿を、豊臣家、徳川家などの歴史背景になぞって綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クサバナリスト
8
先月、著者の講演会で最新作として紹介されていたので読んだ。これで著者2冊目だが、なにぶん素人作家(歴史学者ではない)のため、大人の自由研究発表のレベル。著者の勝手な想像の記述が多い。2017/03/29
黒とかげ
1
うーん。まず文章自体が上手くない気がした。読んでいてつっかえるところがある。それと主人公の描写が全体の十分の一くらいしかない……。記録が少ないのかもしれないが。2020/08/30
ココア7
0
豊臣の子孫が、鎌倉にいたなんて。思わす東慶寺へ。2017/05/26
HIMEば~ば
0
豊臣家最後の姫である豊臣秀頼の娘、泰姫のち天秀尼の 生涯。昨年NHKで『真田丸』を見ていたからとてもよく歴史が わかり面白かった。2017/04/02
好奇心
0
天秀尼、秀頼の遺児の一人で兄の国松は男であることから徳川方から命を絶たれた、武家の定めと言って仕方ない千姫の嘆願を含め助けられ、彼女の養女となり鎌倉の東慶寺に落飾して尼となった、女性の駆け込み寺としての役割を果たした彼女の貢献度は高いのでは、駆け込み寺としての役割は明治維新まで続き、住職をも務めた東慶寺は千姫と彼女の力で大寺として栄えた、寺の一部の建物は千姫の弟である忠長の屋敷を移築したとか何かの因縁であろうか、義理の親子として平和の世で一緒に過ごしたかったのではないか?天秀尼 を持って豊臣の正統な血筋?2021/01/06