内容説明
「一千一秒物語」と「天体嗜好症」の綺羅星ファンタジーに加え、宇宙論、ヒコーキへの憧憬などタルホ・コスモロジーのエッセンスを一冊に。恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛シリーズ第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
19
ムーンライダーズファンには必須アイテムの「一千一秒物語」を今ひとたび読みました。と同時に「天体嗜好症」も同時収録、こちらは初めて読みました。ここまでの突き抜けぶりには類似の作家が見当たらない、敢えて言えば宮沢賢治かなあとも思うが足穂は宮沢賢治ほどウエットではなくむしろドライなのである。時代を超越してるとも言える。凄すぎるわー。2017/05/03
Porco
17
再読。様々な散文詩のようなシュルレアリスムみを感じる【一千一秒物語】とタイトルそのままに足穂が魅せられた天体のお話が収録された【天体嗜好症】。足穂のエッセイみたいなところがある後半より、前者と後者の中頃の方が夢見るように落ち着いて楽しめはした。”天体”と”機械”に惹かれているなら納得ではあるのだが、急に数学的な学術論考を出されると、良い心地に水をかけられたように感じてしまう。2024/05/18
きりん
3
やっと3冊読み終わった…こんな時間をかけて読んだのは久しぶり。たぶん半分以上理解できてないけども……まぁ「宇宙人」ですわ。2018/07/03
その他
2
帽子をはたき落とす箒星、ガス灯と月明かりで照らされる街、月光に反応する化学ガス… なんだかTOMOVSKYのイラストやジョルジュデキリコの絵画のような映像が浮かぶ。2022/12/13
cage
1
パラパラと読むと、本当にようわからん。 ゆっくり読むとじんわり解ったような気がしてくる。 予備知識がないと、そして言葉とその概念を繋げる想像力が無いと何一つわからないと思う。何回読んでも新たな発見があるのが楽しい。 とにかく哲学、神学、数学からのインスピレーションが多い、 気がする…2019/03/06
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