トランプのアメリカ 漂流する大国の行方

著者名：朝日新聞アメリカ大統領選取材班【著者】

朝日新聞出版（2017/04発売）

• ISBN：9784022514561

内容説明

ついに誕生するドナルド・トランプ米大統領。扇動家の顔に隠されたその正体は？ 「有権者の反乱」はなぜ起こったのか？ 世界は、そして日本はこれからどう変わるのか？ 朝日新聞が総力を挙げて追った激動の2016年米大統領選挙全記録と今後の世界の行方がわかる!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[James Hayashi]

昨年のアメリカ大統領選の経過とその後をルポ。勝因はrust belt と呼ばれる地域の低所得白人層を掌握した事。重厚長大産業地域で、近年は中国製に追いやられ仕事に溢れる人々。また余りにも理想主義に陥ったオバマへの反動。大統領選後、株価が記録破りに上昇(公共投資と米国内雇用維持による)や、中国や北朝鮮への圧力のかけ方は期待を持てる。しかし反面、期待できない政策、人事失敗があり、景気後退が見込まれる。危うい国際関係から戦争が起こる可能性もある。彼の政治的挙動は未来への禍根となるかも。果たして四年後の世の中は？

2017/05/20

[しーふぉ]

トランプやサンダースなど既得権益層を批判することで得票を伸ばした。政権が出来てみると既得権益層の閣僚がズラリと並び、果たして支持層の白人低下層の政策を取れるのかが見もの。

2017/12/21