集英社インターナショナル<br> 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

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集英社インターナショナル
夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉

  • 著者名:井上麻矢【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 集英社(2017/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784797673067

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内容説明

【安野光雅氏推薦!】「井上ひさしが、三女・麻矢に残した言葉は、次の世代を生きる誰もが共感する、最後のメッセージである。」2009年がんで療養中の父から夜中に電話がかかるようになった――。井上ひさしが三女麻矢に語った77の言葉。次世代を生きる誰しもの共感を呼ぶ、最後のメッセージ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

52
【自分のいる場所を最高の場所にする】井上ひさしの死後「こまつ座」を継いだ三女・麻矢が、著者の身体の一部ともなった、父が遺した「77の言葉」を軸に一冊の書に――。<私にとっては父は人間のお手本だった。よいところも悪いところもすべて揃っている、人間らしい人だった。そんな父に触れた真剣勝負の真夜中の電話。私に語ってくれた本音の言葉はいまだに私の中に生きている。人は必ず死ぬ。その瞬間まで誰でも生きる。日常の細やかなことを積み重ねながら、死を意識しながらかけてくれた電話、父のその時の寂寥感を思うと胸が痛い>と……⇒2024/01/01

ムーミン

28
「涙を蒔いて喜びを刈る」「言葉だけではけっして人は人を信じたりしないのだ。行動によってのみ人は人を信じるものなのだ」2019/12/11

純子

24
実家で母が読んでいたのを、居る間にと急いで読みました。井上ひさしさんのお芝居は生で2本、テレビで1本ぐらいかなぁ。でも、本も読みました。ひとつのものを書くのに事前に物凄い量の資料を読んで準備をすることや納得いくまでとことん推敲するため台本がなかなか上がってこずに俳優泣かせなこと、平和であることを何よりも大切にしたことなど知っていることはあったけれど、娘さんへ命を削りながら夜中の電話でたくさんのことを伝えて逝った姿には背筋が伸びる思いになりました。麻矢さんも本に記すには葛藤があっただろうけど読めてよかった。2016/09/18

椿

20
多分、井上ひさしさんの小説を読んだこともないし、お芝居を見たこともないのだけど。テレビでこの本が紹介されていたので、興味がわいて手にとってみた。いろいろドキッとすることや、考え直さなきゃいけないかも、という言葉があって胸が痛いよ。「父と暮らせば」を読んでみたいなぁ。2016/05/03

はる

16
いい芝居の定義とは・・観終わった後に、人生はそんなに悪いものではないのかもしれないと沸々と勇気が湧いてくるようないつまでも歩き続けていられるようなそんな芝居がいい芝居なんだ。と、どうしてか涙腺が緩んだ。何故か家にまっすぐ帰りたくなくて、コーヒーでも飲んでいこうかしらとそういう気持ちになる。あるいは夜中まで歩いていたくなるほどのエネルギーをもらう。そんな普段は絶対自分はならないような気持ちになる、そんな芝居がいい芝居なんじゃないかな。芝居に、言葉に込められた井上ひさしの思い。毎晩の電話で娘に語って聴かせた。2020/02/22

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