アリスの楽園（１）

著者名：ひるのつき子【著】

講談社（2017/04発売）

• ISBN：9784063809183

内容説明

「自分が 何者かなんて　本当は 誰も知らない」名前以外すべてを忘れてしまったアリスが目を覚ました場所は、閉ざされた学園だった。自分たちがここにいる理由、外の世界と交わってはいけないルールの理由を探ることをしない少女たちの中で、見つけてしまった過去を知るための鍵と、自分だけ備わった特殊な能力。選ぶべきは無知なる平穏か、茨の先の真実か。明るい場所をめざし、進行する少女の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[S 2]

キンドル無料本。名前以外は何も思い出せない少女アリスが目覚めたのは森の中の不思議な学校。奇妙な校則、女子生徒の死体、特別な能力。謎が謎を呼ぶ一巻。絵が大変美しいです。繊細な絵柄といい不穏な空気漂う作風といい萩尾望都の漫画を思い出します。

2018/11/18

[4/123]

申し訳ないんですが、駄目でした。粗筋の煽りと帯紙の【ダークロマンミステリ】に惹かれて買ったのですが、全然のれませんでした。まず、人物はともかく小道具のデッサンが狂っている(新人という訳でもなさそうだが、なんで？)次いで言いたいのが物語も設定もかなり未熟でまったく書き込めていない。話は恩田陸の七月に流れる花をイメージさせるが、全体的にロマンミステリと呼べるほどの耽技も技術力もない。進め方が早すぎる上に話にもキャラクターにも魅力がない。二巻を買うことはない。

2017/04/09

[芙蓉]

書店でまず綺麗な表紙に惹かれて次にあらすじに惹かれて購入。目覚めると名前以外のすべての記憶を失っていた少女アリス。目覚めた場所、女子寄宿舎学校アストレア学園で暮らすようになるが学園内では奇妙なルールがあって……。「外の世界と交わってはならない」というルール「純潔の子供」「森の中にある地図には載っていない学園」謎の少年。私の好きな要素がぎゅっと詰め込まれている。「アリス」という名前はやっぱり「不思議の国のアリス」からきているんだろうな。不思議の国＝学園に紛れ込んだアリスがどうなるのかに期待

2017/04/08

[雪紫]

電子書籍1巻無料にて読了。サイコメトラーの少女、記憶喪失、隔離された学園の支配を受け入れざるを得ない子供達と綺麗な絵で何かとそそられる展開。・・・でもやっぱり何かやばいのが裏にありそう。異分子たるレオンの存在がどう影響するのかな？

2019/04/22

[わち ⊱^>ω<^⊰ฅ]

完全に表紙買い。絵が素敵。外界から閉ざされた学園。記憶を無くした少女たち。彼女らは何の為に囚われてるのか。本当の自分の家へ戻れるのか。うん。ありがち。でも､とっても魅力的。ちょっぴりラブもあり？期待。続きも読みたい。

2017/04/30