内容説明
妊娠していた自分を捨て、会社の利益を優先させたかつての冷たい恋人デリクの社長室に、エンジェルは来ていた。二度と会いたくはなかったが、エンジェルは交通事故で片脚を引きずるようになり、金銭的にも困窮していたのだ。せめて彼に子供の資金援助だけでもしてほしかった。意をけっしキスを誘うと、デリクは別人のように情熱的に応じた。違和感に戸惑いつつも、思わず我を忘れたエンジェルには彼がデリクではないということも、彼女の身に恐ろしい魔手が忍び寄っていることも、まだ知る由もなかった。
*本書は、ハーレクイン・スポットライトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
脇役に好印象。勇敢で心優しいデインの妹、シーリア。彼女に惹かれている寡黙なアレックはデインの部下で優秀な探偵。高校に通いながらアルバイトを二つ掛け持ちするミックはエンジェルの大家の息子。ヒロインエンジェルの矜持、双子の兄じゃないと言い出せないままエンジェルとその赤ちゃんを愛してしまうデインの苦悩。しかしデリクがしたことって言い訳できないくらい酷くないか?もっとやりようがあったんじゃないかと思うのは私だけじゃないと思う。デインがその分埋め合わせをしてくれるからいいものの。思いやりがあるヒーローは良いわね。2017/11/23
mum0031
4
未婚の母エンジェルと、探偵のデイン。 生活に困窮し、子供の父親に援助を求める為訪ねる。 デリクは亡くなり、双子の弟デインが すりかわっていた。2017/11/15
みるて
0
図書館の本 読了2018/01/12