扶桑社ＢＯＯＫＳミステリー Gマン 宿命の銃弾（上）

著者名：スティーヴン・ハンター/公手成幸

扶桑社（2017/03発売）

• ISBN：9784594076566

内容説明

「極大射程」に始まる〈スワガー・サーガ〉の第15作！
アーカンソー州にあるボブ・リー・スワガーの地所の造成地から、祖父チャールズの遺品と思われるコルト45と紙幣、謎の地図、そして1934年のみ用いられたFBIの前身、司法省捜査局のバッジなどが発見される。
ジョン・デリンジャーやベビーフェイス・ネルソンといった名うての悪漢が跋扈した時代に、当時、ポーク郡の保安官だった祖父はどうやら捜査局に協力して、アウトローたちを狩り出す任務に従事していたらしい。
自らのルーツでもある祖父の謎に満ちた事績を追うべくボブは調査を開始する！
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《「スワガー・サーガ」シリーズ》
『極大射程』（上・下）
『ダーティホワイトボーイズ』
『ブラックライト』（上・下）
『狩りのとき』（上・下）
『悪徳の都』（上・下）
『最も危険な場所』（上・下）
『ハバナの男たち』（上・下）
『四十七人目の男』（上・下）
『黄昏の狙撃手』（上・下）
『蘇えるスナイパー』（上・下）
『デッド・ゼロ　一撃必殺』（上・下）
『ソフト・ターゲット』（上・下）
『第三の銃弾』（上・下）
『スナイパーの誇り』（上・下）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[のぶ]

まだ上巻を読む限りだが、本作はボブ・リー・スワガーの現在とボブ・リーの祖父の時代１９３４年が交互に描かれるが、話の中心は明らかに祖父の物語。アル・カポネやデリンジャーら、伝説のギャングの出てくる当時のシカゴの描写がとても魅力的だ。上巻ではまだ、ストーリーの方向性ははっきりしないが、ハンターの銃へのこだわりも存分に盛り込まれていて、従来からのファンには楽しいと思う。この二つの時代が今後どんなふうに絡んでくるのか、期待しながら下巻に入ります。

2017/06/14

[Panzer Leader]

スワガー・シリーズで殆ど語られることのなかった祖父のチャールズ・スワガーを主人公にした最新作。前作「我が名は切り裂きジャック」で感じた違和感を払拭する出来で、やっぱりハンターはこうでなきゃ。特に銃器の描写は明らかに筆ののりが違うほど力が入っている。オールスター・ギャング団に立ち向かうチャールズの凄腕振りと並行してボブ・リー周辺にも何やら仇敵の影が見え始め、期待を込めて下巻へ。

2018/03/16

[icchiy]

スワガー・サーガの一冊。今回はボブ・リーが父上ではなく祖父のチャールズ・スワガーのことを調査することに。伝説のガンマン、保安官、特別捜査官としての謎多きチャールズと1934年の歴史に残る悪党たちとの戦いで何が起こったのか？を追求する物語である。現代とその当時のストーリーが交互に進み、読みやすい。鉄板な面白さです。

2022/10/18

[しゃお]

〈ボブ・リー・スワガー〉シリーズ最新作。しかし今回は祖父のチャールズの姿と謎を追う事になります。現在のボブの視点、そして過去のチャールズとベイビー・フェイス・ネルソンの視点で主に描かれているのですが、ジョン・デリンジャーたち銀行強盗団を追うチャールズが格好いい・・・って事で下巻へ！

2017/05/02

[MJ]

今回のゲストはボブの祖父チャールズと、映画にも登場する有名ギャングスター達！ボニー&クライド (映画「俺たちに明日はない」の主人公) 、ジョン・デリンジャー (映画「パブリック・エネミーズ」の主人公) 等、超豪華な顔ぶれ。ダーティ・ホワイト・ボーイズのフレーバーを感じさせる上巻を読み終え、下巻へ。

2020/09/11