2018年問題とこれからの音楽教育~激動の転換期をどう乗り越えるか~

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍

2018年問題とこれからの音楽教育~激動の転換期をどう乗り越えるか~

  • ISBN:9784636935226

ファイル: /

内容説明

「2018年からの18歳人口の減少」「文系学部の廃止」「受験者数の減少」――。
大きな転換を迫られるなか、これからの音楽大学や教員、そして学生は何を目指し音楽と向き合うべきなのか?
音大キャリア研究の第一人者が音楽教育の真髄を解き明かし、その未来をダイナミックに予測する!

「「音楽とどうつきあって生きていくか」などという問題は、人それぞれで、簡単な図式で考えたり、結論を出したりできないことは百も承知です。 しかし、そのような一見複雑そうに見える問題や課題も、実は最終的には「自分が決める」という単純なことに行き着くことも、また真実ではないでしょうか。 だからこそ、後悔しない人生を送るためにも、自分で納得のいく意思決定ができるということが、とても重要になってくるのです。 本書では、個人と社会のさまざまなレベルでの記述が交錯しています。 (略)自分が音楽とどう関わりながら、どう生きていくのかを、考えていくひとつのきっかけにしていただければ幸いです。 さあ、出口の見えない迷宮の世界に向かって、まずは勇気を出して、その第一歩を踏みだしてみようではありませんか。」 ――「はじめに」より

目次

【プロローグ】「文系学部の廃止」の衝撃
■第1章 「文系廃止」より以前に「芸術系廃止」が始まっていた
■第2章 「転換期」の日本の音楽大学
■第3章 義務教育から音楽をなくしてはいけない理由
■第4章 「音楽大学卒」は儲かる、儲からない?
■第5章 音楽大学はなぜ必要なのか
■第6章 21世紀の音楽家のキャリア・デザイン─
【エピローグ】これからの音楽大学が目指すもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MT

1
日本に音大は多すぎる。明らかに供給過多の音大卒業生は、こんな進路の悩み方をする。かけたコストを考えると今更音楽以外の道は選べない…でも音楽家として食っていけるほど演奏が上手くはない…と。で、結論を先延ばしにするために大学院を受けたり、留学したり。そんな音大生に、道筋を与えてくれる本。おだやかな口調、開かれた視野、大好きな久保田先生の最新書。2017/03/15

Nene

0
音楽教育の本を探していて、タイトルに惹かれ(今ちょうど2018年だから)手に取った一冊。不景気・少子化によって、音楽大学の人気は低迷し、教養課程の音楽の授業も削減されている。けれども実際は、音楽大学卒業して一流企業に就職してる人は沢山いるよ、と。それに、音楽をお客さんに提供することは、お金を払った後でもお客さんにありがたがってもらえる、素晴らしい行為なのだと(贈与経済というらしい)。音大を目指していているが親に反対されている、という人へおすすめ。2018/07/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11493763
  • ご注意事項

最近チェックした商品