創元推理文庫<br> 書店猫ハムレットの休日

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創元推理文庫
書店猫ハムレットの休日

  • ISBN:9784488286040

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内容説明

ハムレットは、ダーラが経営するニューヨークの書店の気むずかしいマスコット猫。空手大会に出場したダーラの動きを真似る動画がネットで拡散し、ハムレットは空手キャットとして一躍人気猫に。全米キャット・ショーに特別ゲストとして招かれたのもそのためだ。凍えるニューヨークから、快適な気候のフロリダへ旅立ったダーラたち一行。意外にもショーの来場者から注目されるのにまんざらでもない様子のハムレットだったが、一大事件が勃発! 書店を飛び出した書店猫が大活躍のコージー・ミステリ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

85
前二作に比べると流れとしては好ましい方ではあるが…ミステリとしてはその微妙な怪しさでもって犯人はすぐわかってしまうし、なによりあの賢く獰猛な猫が黙って連れ去られたあたりの不自然さは如何ともしがたい。ていうか、あんだけ持ち上げといていくら話の都合上とはいえ、あかんでしょ?この展開…そして相も変わらず自分が自分がと事件に首をつっこむ書店主に加えて、友人のグランマの勝手気ままな行動には物語といえど頭が痛くなる思いがする。テレビドラマの無責任なコメディーのようで楽しめたが読み疲れも覚える複雑なシリーズだ。2017/05/24

nemuro

45
<書店猫ハムレット>シリーズの第3弾。先週末、久々の列車旅に持参したものの、結局、富良野に戻ってからの読了。今回は、「ニューヨーク、ブルックリンの書店を飛び出し、約2000キロ南のリゾート都市、フロリダのフォート・ローダーデール」が舞台。全米キャット・ショーに特別ゲストとして招かれ、そこでタイトルも「休日」。この後シリーズは、「うたた寝」を経て、完結編の「挨拶」まで。店長・ハムレットと店主・ダーラ、二人(?)の更なる活躍を楽しみたい。思えば、猫の登場する本がグッと増えている気がしないでもない。う~む。2020/06/29

コジ

31
★★★☆☆ 「書店猫ハムレット」シリーズの翻訳第三弾。今回は前作の「空手キャット」エピソードの続きで主人公ダーラとハムレット、女探偵ジェイクの二人と一匹でキャットショーへのゲスト出演と休暇を兼ねたフロリダ旅行。相変わらず事件発生までに物語全体の半分程やすのんびりペース。事件が起きればテンポアップ。前作までの舞台、ニューヨーク老舗書店の雰囲気も魅力的だが、フロリダで飲ん食べて、お散歩したりも悪くない。ミステリー部分は本格派に比べれは全くもって頼りないが、素人探偵と気まぐれ猫のコンビなので拘ってはいけない。2017/09/14

寧々子

23
事件はなかなか起きません。 本作の読みどころはキャット・ショーのエピソードと、ダーラが南フロリダを観光するエピソードかなぁ~ 特にキューバン・コーヒーとキューバン・サンドイッチは美味しそうだった♪ ハムレットを巡る大騒動が起きたのを皮切りにようやく事件が起きます。 事件は起きるけど犯人は事件が起こる前から目星がついちゃいました! いつもはふてぶてして、自分の言い分を通してばかりのハムレットだけど、そこが可愛い♪ 本落としが事件のヒントがどうかはわからないけど、ハムレットは間違いなく今回も活躍してました♪2017/05/12

しましまこ

22
ロバートとローマ君見たかったのに、ハムレット御一行はフロリダへ。「空手キャット」様として全米キャット・ショーの特別ゲスト、ご招待だ。ジェイクの母ちゃんも参加してのドタバタコメディ、楽しかった。キャット・ショー、メインクーン部門見たいよ~。2017/03/19

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