愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家

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愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家

  • 著者名:延江浩【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2017/03発売)
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  • ISBN:9784062196932

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内容説明

昭和という時代、面白い出来事、場所、人の近くには決まって「松任谷家」の人々がいた。そして、昭和をつらぬく精神性の基盤には決まって「頭山家」の信念があった。「松任谷家」の「発明」精神と、「頭山家」の「尊皇」精神――。「昭和」を、この上なく面白くスリリングな時代にした両家のハイブリッドの軌跡を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

31
日本は10年ごとに戦争を繰り返した。政府は戦費の負債分を取り返すために海外侵略で富を漁った。頭山満はアジア主義の立場から猛然と反旗を翻す。頭山満は日本の右翼のゴッドファーザーであらゆる右翼組織に絶大な影響力を持っていた。満の孫の尋子が農林省高級官僚 松任谷健太郎と結婚。健太郎の信念は格差をなくすこと、食糧と経済重視。頭山家の尊皇精神と松任谷家のプロデュース能力。戦前から昭和を貫く精神性の基盤には頭山家の信念があり、面白い出来事、場所、人の近くに松任谷家の人々がいた。両家のハイブリッドな軌跡。ユーミン。2017/04/27

BLACK無糖好き

12
著者はTOKYO FM エグゼクティブプランナー。頭山満の孫が松任谷家に嫁いだ事で、両家の繋がりはあったようだが、著者がプロローグで述べているような、"両家のハイブリッドな軌跡は、時代をこの上なく面白くスリリングにした" というのは些か大袈裟な印象。本書を読み終えても、この作品のコンセプトは一体何だったのかよく分からない。昭和史の幾つかのトピックスを懐メロ的に振り返る試みに過ぎないのでは?。ちょっと近現代史をかじった業界人がこんなの作ってみました、という類のもの。やっちまった感満載の読後感(ーー;)2017/06/25

清水勇

8
戦前の右翼の巨頭(と勘違いしていた)頭山満とユーミンの旦那さんの松任谷正隆氏にどんな関係があるのか興味持って読み進んだ。最初は頭山家、松任谷家各人の思い出を羅列してるだけかなと思っていると、それらがパッチワークのように、一枚の大きな絵 ー 戦前から戦後に続く日本の政治と文化の流れ ー を形作っていることに気づかされた。この本の中では、ユーミンの歌と彼女の生き方が主旋律となって彩りを添えている。彼女と同年代なので、歌謡曲に変わる音楽を作り上げてきた人達の凄さと、その繋がりの面白さに感動した。2017/11/12

紀梨香

7
松任谷家と、姻戚となった頭山家の人々、そして華麗なる人脈。とても興味深かったのですが、ルポタージュかと思えば突然小説風のモノローグになったり、誰の発言なのか確認しないとわからなくなったり、各章のつながりがバラバラだったりと、とにかく読み難かったです。2017/05/20

tekutekukiyo

5
偶々、図書館の本の情報で知った本頭山満とユーミンの旦那さんの松任谷正隆氏の松任谷家との関係があるなんて思っていなかったので手に取りました。内容はニューミュージックの裏面史みたいでまずまずだった 頭山満なんてタイトルに出さない方が沢山の人に読まれる気がする。 もう頭山満なんてだれも知らないかも知れないけどね。2019/10/31

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