富士見L文庫<br> 後宮の薫香妃

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富士見L文庫
後宮の薫香妃

  • 著者名:しそたぬき【著者】/志島とひろ【イラスト】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2023/10発売)
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  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040751627

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内容説明

「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。
 翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。

==人物紹介==

薫香(くんこう)
後宮に幽閉された「贖罪妃」。
皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。
並外れた嗅覚をもつ、においマニア。

黒曜(こくよう)
美貌の宦官。
嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。
不遜な性格。

東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」
凛とした美しさをもつ威厳のある妃。

北麗妃(ほくれいひ)
武術に優れる豪胆な妃。

西華妃(せいかひ)
計算高く、策謀を好む妃。

南貴妃(なんきひ)
いちばん年若い妃。南の王家の養女。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
150年前の祖先の罪「英雄殺し」を理由に、後宮に幽閉されている「贖罪妃」薫香。そんな彼女がめったに人など訪れない自分の宮の前で倒れていた宦官・黒曜と出会う中華風後宮ミステリ。匂いから黒曜の秘密を言い当て、一族の立場回復への協力を取り付けた薫香。黒曜の策で伝説の「香妃」の再来として皇后を目指し、四妃を相手に香の嗅ぎ当てに挑むことになった薫香。殺された宦官の謎や南貴妃を巡る事件を解決する中で、現帝を巡る構図やその思惑、黒曜の複雑な立ち位置も明らかになってきて、様々な思惑が絡む今後の展開が気になるところですね。2023/10/14

ぢぢぃ

0
続く?2023/11/03

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