楽園<br> 蒼の六郷

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楽園
蒼の六郷

  • 著者名:あさりよしとお【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 白泉社(2017/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784592711025

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内容説明

漫画版和製マーク=トゥエインが送る海洋冒険奇譚。但し主な舞台は多摩川下流~東京湾。小学生男子と中学生女子が木造潜水艇を駆使しての奇想天外でトホホな前代未聞の水中戦記です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

21
積読消化。現代の大田区。多摩川沿いの六郷から始まる、小学生男子・真潮と高校生女子・昂の二人が挑む奇妙な海洋冒険もの。言うまでもなく小沢さとるの古典潜水艦漫画とは無関係。久しぶりに作者の作品を読んだが、相変わらず児童漫画でも通用しそうな柔らかいタッチの描線、左右にロボットアームの付いた小型潜水艦に代表されるメカニックへの深い造詣が懐かしい風味。「楽園」と言う掲載誌だからか、ちょっとフェティッシュな描写や見た目に反して案外重い背景、意外と壮大な世界観を匂わせながらもさらりと読ませるなぁ(以下コメ欄に余談)。2016/09/09

T.Y.

14
昴(眼鏡で貧乳の女子高生)は近所の小学生・真潮に頼み事をされる。世界を守るため潜水艦で戦っているが、操縦席に背が届かないから一緒に座って欲しいと…。かくして多摩川から東京湾へ出て大タコと戦う海洋冒険。あるいは女子高生が少年を膝の上に座らせてイタズラしたりタコ責めしたりされたりトイレのないのに困ったりするややフェティッシュな話。作者らしいギャグ基調の中でも彼らの家庭環境に関する暗い要素を交え、潜水艦の狭さ等ギミックにこだわりつつ、壮大なSF設定も1巻で綺麗に回収していて良かった。それと猫。2016/08/28

もくもく

10
素直にタイトルに魅惑される五十オヤジです。(^o^) 海洋冒険物語かと思ったら、猫を被ったヤツらにすっかり肩透かしを喰らって、ファーストコンタクトあるいはオーバーロードジャンルのSF?でした。 猫を被ったヤツらに選ばれた、主人公の少年&少女の背負った人間関係が、微妙に重く切ないのですが、さらっと描かれることで逆に印象に残ったりしています。ヒーローは心の闇を抱え、リア充がヒーローに選ばれることは無い…ってものでしょうかね。 続編…は、無いんだろうなぁ。2016/08/19

紫雲寺 篝

10
なんだかよくわからない潜水艦に案内された少女昂。真潮という少年と共に、海に潜むタコを倒すため潜水艦を進めるが、その潜水艦を作った黒幕や、知性を有すると思われるタコの動向に不可解な点が生じてきて……!?あさりよしとお、今度は海ですか、と思い読んだが、結構リアル志向からは遠いかな。キャラクターは可愛いし、相変わらず物語の進め方は良いのだが、今回はちょっと話自体に魅力が薄かったかな、と。この人の描く工作員子ちゃんみたいな子が可愛くて好きです。あと、同音で「青の6号」という潜水艦漫画があるんですね。知らなかった。2016/08/08

すけきよ

9
潜水艦! 猫! 触手! おねショタ! すっとぼけていながら、苦味の強いスパイス少々。そしてフェティッシュ! と久々にあさりSFを堪能しましたよ。2016/07/31

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