セブン opus2～古い街の密かな死～

著者名：浅暮三文

光文社（2017/03発売）

• ISBN：9784334774110

内容説明

上野公園の不忍池から、子供の手首が発見された。唯一の手がかりは人差し指付け根に残る骨折の痕。M署の刑事・如月七と相棒の土橋は、被害者がシングルマザーに育てられていた少年であることを突きとめる。さらに消息不明の母親が偽名を使っていたことが判明して……。母子に何があったのか？　謎が謎を呼ぶ展開と息づまるサスペンス。人気シリーズ第2弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[coco夏ko10角]

セブン第2弾。不忍池から子供の手首が発見され…。子供は誰なのか？その親は？地道な捜査。最後の方のおばあさんすごい。来日した伯母さんが話したこと…ナナはどうするのかな。

2023/05/14

[み]

さくさくと♪キャラは好みでないものの、お話しのスジは、ふむふむと。実際にあってもおかしくないかも、高齢化社会だもんね。

2025/02/16

[文庫本依存dive]

『セブン opus2: 古い街の密かな死／浅暮三文』読了。ヒロインである女刑事ナナ＝セブンの成長物語でもあるこのシリーズ第2弾は、上野公園の不忍池からこどもの手首が見つかるというところから始まる。養子縁組など悪用すればグレーになってしまうけれど言い抜けもできてしまう境界線を悪用する現実と向き合うサスペンスフルな1冊。余白に面白さがあるシリーズなので今後の展開に期待かなと。

2017/03/30

[ブルーノ]

『セブン』シリーズ２作目。前作の内容をよく覚えていなかったので最初は少し戸惑ったけど、読んでいく内に何となく思い出した。子供が被害者の事件は、警察小説好きとしても読んでいて辛い。なかなか見えてこない事件の全体像にモヤモヤしつつも、ラストのおばあさんの活躍にはスカッとした。続編では、ナナの過去に纏わる話も読めるのか楽しみに待ちたい。

2018/08/02

[みいやん]

土橋つながりで、亜坂に次いでセブンの第２弾。セブン専用？のたとえ話はいまだに解りにくい。今回の詐欺はありそうで怖い。

2017/02/09