GA文庫<br> リリエールと祈りの国

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GA文庫
リリエールと祈りの国

  • ISBN:9784797390681

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内容説明

「このライトノベルがすごい!2017」(宝島社刊)の単行本・ノベルズ部門にランクインした、GAノベル話題作『魔女の旅々』シリーズの正統続編始動!!

白石定規(著)×あずーる(イラスト)のコンビ再結集でおくる
ほんわか楽しく、ちょっぴり切ないアットホーム・コメディ。

「これ絶対に何かヤバい仕事じゃん」
マクミリアは、空腹で行き倒れたところを謎多き少女リリエールに助けられ、彼女の下で働くことに――
「最近ちょっと欲求不満なの。右手がうずくの。解呪やらせて?」
彼女は呪いともいえる厄介な祈りを解除する『戒祈屋』の主人だった。
賭博場を荒す灰の魔女、怪盗紳士、仮面少女、夢魔の偏愛、前王女の隠し子捜し。戒祈屋の助手として、マクミリアの奔走する日々が始まる!?
「緩やかに崩壊が進む国で、戒祈屋リリエールは今日も平常運転です!!」
ここは領域都市クラウスレイン。捧げられた祈りを成就する不思議な大聖堂の影響で滅びつつある国を、楽しくテキトーに支え続ける少女達の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

丹羽宗太郎

24
何気なく手に取った作品でしたが、これがもう面白くてスラスラ読める。主要人物のほとんどが自然にさらりと毒を吐くから読んでいて笑ってしまった。お金を貰い依頼を受けて問題を解決するところから個人的に探偵物寄りな作品だと思う。 最後の章で全体の謎が明かされる場面では予想していない展開に騙された感覚。主人公の一人称で思い込んでしまっていたけれどもしや……個人的には不思議な世界感ながらも面白い作品だったので、続きがあるのであれば是非とも読んでみたい作品です。2019/09/07

ナカショー

18
『魔女の旅々』と同じ世界観の新シリーズ。新シリーズと言ってもイレイナはガッツリ絡んできてるので、前作を読んだほうがより楽しめるかと思いました。次巻も楽しみです。2017/07/18

真白優樹

12
捧げられた祈りが歪む都市で、解呪屋の少女と天涯孤独な少年が出会い始まる物語。―――祈りが呪いに変わる壊れた都市で、それでも僕らは生きていく。どこか致命的に壊れた、少しずつ崩壊していく都市。それでも、無駄になったとしても、この都市を支える為に。前作を読んでいなくても存分に楽しめるこの物語は、どこか暗黒郷な風が吹く都市を舞台に、それでも明るく賑やかに、でも時々しんみりと生きていく人達の物語であり、適当に、楽しく生きているが故に面白いのである。彼らは次はどんな呪いを解呪するのだろうか。 次巻も楽しみである。2017/03/15

ミャロ

11
※kindle 魔女の旅々シリーズ外伝。魔女旅々の世界で魔法使いのいない国にある礼物と呼ばれる魔道具を巡る物語。イレイナも物語にしっかりと関わっており良かった。2022/02/28

ラル

11
魔女の旅々から。リリエールさん表紙で見るより口絵とか挿絵では随分色っぽい…好き…。そしてちょこっと出て来る程度かと思ってたらがっつり物語に絡んできてるイレイナさんでした。こちらも相変わらずかわいい。魔女の旅々とはまた違ったのんびりとした雰囲気で各エピソードを楽しんでました。最後は一山あったものの、完全無敵の正解なアンサーを出すわけでもなく、らしい終わり方だった。また気が向いた時に続き読みたいなぁと思ったけどもう2年くらい買ってから経っていたようで。続きが出ていないようで残念。2019/03/02

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