文春文庫<br> ゴーストマン 時限紙幣

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文春文庫
ゴーストマン 時限紙幣

  • 著者名:ロジャー・ホッブズ/田口俊樹・訳
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 文藝春秋(2017/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908225

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内容説明

「このミステリーがすごい!」第3位
イギリス推理作家協会スティール・ダガー賞
マルタの鷹協会ファルコン賞
ほか日英米でさまざまなミステリー賞を受賞!

48時間後に爆発する120万ドルの紙幣。それを見つけ出し、爆発前に回収せよ――犯罪の後始末のプロ、ゴーストマンによる孤独な戦い。5年前のクアラルンプールでの銀行襲撃作戦と、カジノの街での時限紙幣追跡をスタイリッシュに描き、世界のミステリ賞を総なめにした傑作! 解説・杉江松恋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

42
変装を駆使して逃がしを行うプロ。 それがゴーストマンだが、今回の任務は組織の部下が失敗した任務の後始末。 その部下が盗んだ金には時間が来ると爆発する設定になっており、48時間の期限で任務をこなす。 変装を駆使するため人格が変わるのも特徴だし、仕立て屋や尾行など、その手のプロたちが続々とゴーストマンと関わってくる。 これを若干25歳で手掛けた作者の才能はすごいものが有る。 しかしこのあと2作目を書いてから急死したらしく、この世界観をもっと見たかった。2025/04/03

chiseiok

36
うぅ~んむむ…^^;。悪くはないけれど、ちょっと期待過剰だったかなー。新刊時の評判がよかったので、この先きっと…と思いつつ結局最後まで読み切れたけれど、事前情報なしだったら、多分リタイアしたかも。牽引力の弱い若干眠たい展開、荒事シーンがあっても危機感が薄いんですね。ツイストペアケーブルのように過去と現在が交互に語られてゆく構成で、クライマックスでそれぞれのストーリーが鮮やかにしゃきーんと収束するのかなと思いきや、あれ?あそーなのって。作者の早逝は残念。この先があれば化けたかもしれないのですが…。2017/04/04

本木英朗

32
「ゴーストマン」とは裏世界での職掌のひとつで、最大の任務は「姿を消すこと」である。語り手の「私」はメーキャップや演技によって、それぞれまったく別個の人格に変貌を遂げるプロだった。そんな彼の過去を知る数少ない人物からの依頼で、「私」は48時間以内にカジノから強奪された120万ドルの紙幣を回収することになる。期限が来るとその紙幣は爆発するのだ……。不思議な読後感。「私」の人物造形に魅力を感じないままの読書だったので、常に距離を置いての物語体験となった。結果として骨太なストーリーは客観的に楽しむことはできたが。2017/04/06

ち~

31
一匹狼の銀行強盗の『私』は、何通りもの人間に変身し、自由に姿を消す『ゴーストマン』。5年前のしくじりで借りを作ったマフィアから、強盗に失敗し、120万ドルと共に姿を消した部下の捜索を強要される。期限は48時間。敵対するマフィアからも目をつけられ絶体絶命に陥っても、双方に決して主導権を渡さない『私』。5年前の失敗により、ゴーストマンとしての技をストイックに磨き上げた『私』が時折り見せる人間味が良かった。5年前のエピソードと交互に書かれているので、どのようにゴーストマンが完成されたかが分かる。2021/01/24

Small World

26
「ゴーストマン」というタイトルの響きの軽さに、若干の不安を持ちながら読みはじめましたが、なかなか面白かったです。これはディテールを楽しむタイプの作品で、映画的に場面転換がスピーディーに進むので、どんどん読めました。現在の時間軸と平行して過去の事件が語られますが、次回作ではその続きが読めそうで楽しみです。2018/05/27

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