内容説明
仕事と恋に疲れた高橋寛人は、亡き祖父のアンティークショップを継ぐために神戸に移り住んだ。そこで出会ったのは、お店を間借りしている修理職人の後野茉莉。古い物に全く興味のない寛人だが、茉莉が修理をするモノに触れているうちに、“過去”を修理する勇気をもらう…茉莉のもとには、今日も様々な修理の依頼が届いてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪風のねこ@(=´ω`=)
119
神戸に須磨に砥峰に。近場ですな。骨董品がメインかと思いきや修理のお話。修理屋こと茉莉の人間が出来過ぎていてどうかと思うが、関西弁が柔らかくしている。関西弁が苦手な人には読み難かろうか。修理の腕は確かで、人の心も修理しちゃう。思い出の詰まった品物には、送った者、送られた者にしか解らない物が込められている。汎用品が溢れる現代では、とっても輝かしいこの世にただ一つの品物なのだ。アンティーク堂もその一つである。2代目オーナーの寛人は随分卑屈になるが、祖父との愛情を確かめている様な気がするな。次作にも期待したい。2016/08/29
ゆみきーにゃ
85
作家読みしましたが、うーん。。。今回は合いませんでした。竹村さんの作品なので最後まで読みましたが竹村さんの作品でなければ途中で読むの辞めていましたね。2020/11/02
しのぶ
70
関西弁(神戸弁?)が小説の読み易さとしてどうかなと思いつつ拝読。思ったよりも神戸弁が強く無くて違和感なく読了。温かいほのぼのとした物語で帯にある通りのほっこり日常系。その為に全体的に印象が薄いかな。そのせいなのか意外と印象深いキャラは天馬。タイトルに神戸とあるのでもう少し神戸である意味やそれっぽさが欲しかったかな。2018/02/25
はつばあば
56
この作家さんの知識に驚く。内容としては妖モノを期待して読んだのだが・・残念ながら根性の悪い子も出て来るしイマイチ。そりゃ大事に思ってた店主が亡くなり、アンティークの事など全く分かりもしない若造が「次期店主でござい・・」て言われたら腹もたつだろう。コロナ騒動の今、血縁・家族なのに血で争う事も多発している。人との繋がりは血縁だけではない。続きがあるようだが・・アンティーク堂にいる二人に生活感が乏しいから乗り気にならないのかなぁ2020/05/06
ツン
53
三角関係なのかどうかがわからない(笑)2024/11/06
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