内容説明
「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」などの著者・水野敬也は、醜形恐怖という外見への執着に悩まされていた経験から、見た目に傷やアザなどの症状を持つ方たちにインタビューし、問題をどのように克服していったかを学びました。本書に登場する9人に起きた出来事と、問題を乗り越えて幸せをつかんでいく過程は、感動的な「物語」でもあります。仕事や恋愛、人間関係などの問題を解決する多くのヒントが得られる本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
170
『容貌障害』が常に頭にあった。見える障害・・ここの9人の方々に、なんの言葉が必要だろうーただ圧倒されるのだ。受け入れざるを得なかった現実は決して容易くはなかっただろうに力強く前を向く。「これからも悩み続けていくだろう」と言う、それぞれの生き方にきっと答えはあるのだろう。2018/07/27
のんき
109
顔や、外見に症状を持つ人たち九人のインタビューです。勇気づけられるし、参考になるし、自分にもできることもありました。わたしたちには、わからない辛さや苦しみがたくさんあったと思います。それを乗り越えて、幸せに暮らしています。とっても感動的なインタビューでした。日本に、サラダボウルのようなコミュニティが必要と著者。個々の野菜がそのまま変わらずに存在しながら、全体として一つのコミュニティが成立する社会のことだそう。異物を排除しようとする傾向が強い日本。日本にいじめや差別のない社会がくるといいな2017/12/19
紫羊
100
皆さんの前向きな生き方に感動しました。前向きでカッコ良い。勇気をもらえました。2017/06/30
milk tea
92
テレビで取り上げられたことが、読むきっかけとなった。見た目とは一体何か?「見た目が9割」の現代社会で幸せになる方法と副題が付いてる。残念なことに、今の世の中では見た目で判断することが多い。障害を持って生まれた彼らが辛い試練を経て、自分の気持ちに折り合いをつけながら生きていく強さは、なかなかできるものではない。その中で彼らは幸せを見つけていく。2017/06/25
Satomi
89
私は薄っぺらいという自覚がある。すぐ人のせいにするし、イヤな事からは逃げ出すし、めんどくさい事は見なかった事にする。この本は病気のために「見た目」に障害がある方9人のインタビューをまとめたもの。顔を出しインタビューに答えられるようになるまでには相当な苦労があったかと思いますが、総じて皆さん明るく前向き。学べる事がたくさんある。私は毎日プリプリイライラして、いったい何が不満なんだろ…前向きに自分も見習おうと直ぐには思えない、どうにもならないほど自己嫌悪…。2017/06/29
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