内容説明
イニシウム・ヴィテ(いのちの始まり)、バチカンの生命倫理。「人間の尊厳」に根ざした生命観、人間観の世界基準。
目次
1 刑法、生命、バチカン
2 初期胚は「人」か「物」か
3 人格主義生命倫理
4 個人主義生命倫理―ルーツはアメリカ合衆国建国の思想
5 人格主義生命倫理と『いのちの福音』
6 生命アカデミーの前提は科学的な事実
7 人間の尊さは生物学的なデータではない
8 「前胚」でも「細胞の塊」でもなく「人」
9 受精卵にも人間の尊厳原則を適用する
10 クローン胚の尊厳、生殖の尊厳
11 胎児にも聖霊の働きがある、尊いから殺さない
著者等紹介
秋葉悦子[アキバエツコ]
1958年千葉県生まれ。上智大学大学院法学研究科博士後期課程修了。上智大学法学部助手、国立精神神経センター・精神保健研究所研究員を経て、2005年より富山大学経済学部経営法学科教授。2004年よりバチカン生命アカデミー客員会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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