内容説明
テレーザは心と体の痛みに耐えていた――皇太子妃として。王位継承者に嫁いだ以上、愛よりも義務が優先するのは仕方のないこと。けれど、テレーザは夫に愛されたかった。おまけに子宮の病を発症した今、襲いくる痛みとともに、王家の跡継ぎを産めない可能性もが彼女を苦しめた。夫のプリンス・クラウディオには内緒にしているため、最近ふたりの気持ちは、何かとすれちがう。体の痛みから愛の行為に消極的な妻テレーザに対して、愛人ができたのでは、とクラウディオが疑いを持つほどに!■架空の国のプリンスをめぐって繰り広げられるロマンチックな3部作〈三つのティアラ〉もいよいよ最終話です。今作のヒーローは長兄。王位継承者だけあって彼の苦悩は深く……。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
3
5度目の再読ぐらいです。なんだかハマるんです。ツボは幾つかありますが、意地悪な登場人物が居ない。ヒーローの裏切りがない。最終的にはヒーローの方がメロメロになる…等の点が私にはご馳走なのです。無理のないストーリー展開でサラリと読み進められるところも再読する条件にあてはまるかも。2017/08/10
akiyuki_1717
3
再販再読。ヒロインがヒーローに選ばれたのは、プリンセスになるための条件を全てクリアしていたからで、そこに愛は含まれていなかった。それ故、結婚後に発病し、不妊症になったからには、誰にも迷惑をかけずに離婚しようとするのは正しい行いと信じ込むのも無理はなく、ヒロインの痛みや、ヒーローへの愛に同調して、ウルッときました。しょっぱなは冷たく鈍感なヒーローに思えますが、実はメロメロなのを表に出さないようにしていたという…後半のメロメロぶりや、献身ぶりにニヤニヤが止まりません(笑)2017/02/28
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