トラキーヨ（３）

著者名：吉田聡【著】

小学館（2017/03発売）

• ISBN：9784091831132

内容説明

登場人物／壇之浦清志（高校三年生。「タマなし」と聞くと人が変わる。）早乙女虎清（清志の祖父。通称トラキーヨ。元ニューヨークマフィアのドン。55年ぶりに日本に帰ってきた。）

●あらすじ／一家四人揃って、夕食の時間を迎えている壇之浦家。会社員の清志の父はバブル経済のアオリを食って左遷されて以来、元気がない。その上、家を抵当にいれて、借金をしてまで資金を運用していたのだった。落ち込む父をよそに、母はギャングだった祖父の話をし始めた。だが、そんな夢のような話を家族の皆は信じるはずもなく…　そこにとある老人が壇之浦家を訪ねてくる。待望の第3巻配信。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[やいとや]

語られるトラキーヨの過去とロマンス。実はトラキーヨという人物の物語はここがクライマックスであり、後はキヨシの成長に物語の軸足は移る。これは設計ミスと言えるかも知れないが、人が神の軛を離れて自らの生を生きる、という決断主義への成長の物語である、とすれば正しいのかも知れない、とも思う。漫画作品としては大失敗だと思うけど（笑）。

2019/07/11