ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝II―科学に捧げた半生

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ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝II―科学に捧げた半生

  • ISBN:9784152096715

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内容説明

『利己的な遺伝子』で生物学者として世界的な盛名を得たのち、無二の科学啓蒙書の書き手としても頭角を現し、『神は妄想である』でまたしても世界を震撼させた著者が、現在に至る波瀾に満ちた歩みをテーマごとに回想、自作へのコメントも収録する。学会論争の内幕から来日時のエピソードまでを網羅した、ファン必読の自伝完結篇!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

36
自伝の続巻に当たるが、いわゆる自伝風じゃなく、彼のこれまでの著作や思想の歩みを、その形成過程を自ら解き明かすといった本。訳者も描いているが、世界のとびきりの一流の科学者の交流の華麗さが眩いほど。吾輩としては、哲学者として一番畏敬の念を抱いている、ダニエル・デネットをその交流の輪の中心に置いていることに一層の信頼感を抱かせる。2019/09/08

kentake

2
生物の進化を、遺伝子の突然変異と自然淘汰により説明するダーウィン主義の泰斗である科学者リチャード・ドーキンスが、1976年に「利己的な遺伝子」を発表して以降、現在に至るまでの様々な活動を綴った自伝。 万物の創造主としての神の存在を否定したことに伴う様々な論争や、テレビ番組の製作過程で生じた様々な出来事が個人的なエピソードを交えて回想されており面白い。特に最終章では、これまでの著作の内容に触れつつ、自らの考え方が改めて解説されており、ここだけ読んでも面白い。2017/05/26

K

1
なぜか一巻より日本語が読みやすかった。キリスト教文化圏で、無神論者であることを公言して生きるって、たとえダーウィン主義者の科学者であっても大変なことだし、いやむしろそういう立場にあるからこそ聖書原理主義者に悪用されやすいのだなと感じた。彼が立ち上げたシモニー講演の演者のラインアップがすごい。前妻と今の奥さんが、前妻の病気を機に友情を結んだという話も印象的。2017/04/26

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