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内容説明
自分の気持ちを他人に伝えるのがちょっぴり苦手な男の子・夜。そんな彼のそばに、いつでもいてくれた幼なじみの女の子・ハルと親友のすばる。3人の関係は、けれどいつしか変わっていき――。 星の光のようにぼくらを導く“思い”をつづく表題作ほか、不器用だけど一生懸命な＜僕ら＞を描いたセンシティブ読みきり4本を収録。 【同時収録】バンビとライオン／遠い隣より／小鳥遊はいねは恋を知らない／それから3年後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
25
また一人、お気に入りの新人さんが出てきた感じ。表題作はあんまり好みじゃなかったんだけど、小鳥遊はいねは恋を知らないとか良かった2012/12/31
U
18
繊細で脆くてやさしいお話たち。微かな悲しみと痛みと引っ込み思案な気遣いがじわじわ迫ってくるかんじ。表紙がすごく好みでずっと読んでみたかったコミックスでした。はいね〜の「どーした 具合悪い？」がやさしい世界を感じさせて胸に沁みた。あと最後の一番短いお話が幸せを予感させて好きです。ラブレターの話も可愛い！2015/12/31
どんぶり
17
【借り本】夢のような、不思議な雰囲気のある作品が多かったです。静かにときが流れていくような感じ。話として好きなのは表題作の『僕らのポラリス』。心にズシンと来たのは『小鳥遊はいねは恋を知らない』です。僕らの～は３人の微妙な関係がもどかしく、むずむずしました。もう叶わない恋って切ない。でも夜にはいつまでも過去に引きずられず、新しい女性と幸せになってほしい。小鳥遊はいねは～は少女漫画には珍しいタイプの主人公なんだけど、共感できるところがあって読んでる内に私まで心が沈んでしまった(笑)絵はまだまだ発展途上かな？2013/09/02
ぐっち
17
気になる新人さんがまた出ましたね！「小鳥遊はいねは恋を知らない」が好きかな。男子受けはしなさそうだけどかわいい、はいねちゃんのお話。表題作はせつないなー。2012/12/30
*蜜柑*
14
うまく友達がつくれない夜(よる)の心の支えは、幼馴染みのすばるとハルだった。いつも一緒だった三人の関係は、ある日を境にカタチをかえてしまう..表題作をはじめとする、読みきりを集めた短編集。月が綺麗な夜に再読。そして号泣。「夜空に瞬く星の光は思い出のよう」ハルのこの例えが好き。それがはるか昔の光であっても、行く道を照らしてくれるから。思い出は過去に過ぎないけれど、大切な思い出は、未来の道標にだってなれるから。他の読みきりも、絶妙に心の隙間に入ってくるものばかり。表題作は夜空の美しい冬の日に読んでほしい。2015/09/27
