内容説明
故郷・帝国の王の殺害容疑をかけられた暗黒騎士さん(エリー)。彼女を捕らえようと攻め入る帝国の軍勢に対抗するため、啓治達はトンデモな奇策に打って出る! そして遂に暗黒騎士さんの正体が啓治に明かされて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
42
最終巻です。完結しないラノベも多く存在さいますので、どんな結末であれ完結は嬉しいです。まずは暗黒騎士がサングラス(男)を笑わせるための会話はシュールでしたね。今回も序盤からクスっと笑わせていただきました。ただしシリーズ通して元ネタが分からないと何言っているのか不明的な部分もありますので、読者を選ぶラノベではあります。最後はエリーとのシーンは挿絵も相まってかなり良かったと思いますね。2024/06/26
スズ
23
国王殺しの冤罪を着せられ死刑確定となったエリーを狙い暗黒騎士達が攻め込んでくる中、啓治達は空白の王位を奪い新政権を樹立しエリーの処刑を食い止めようと工作を進めるが、前王の側近暗黒騎士ロマーリアが異界より降り立ち…。ノイエのツボに突き刺さる小ネタを散りばめた質疑応答やポンコツ臭漂うロマーリアに笑わせて貰いました。波旬勢力VS暗黒騎士団の全面戦争での啓治父の孤軍奮闘に驚きつつ、マホの正体にビックリ。大切な女の子を救う為に地に沈みながらも何度も立ち上がる主人公というのはやはりいくつになっても胸が熱くなるんです。2020/12/13
ツバサ
16
最終巻。前巻の引きから想像してたが、そうなってしまった。あっさり終わったがこの作品なら許せるな。中々楽しめるシリーズでした。2017/03/01
水無月冬弥
12
木村心一先生の #ラノベ 無事完結! ドタバタくだらないギャグをやりながらも綺麗におさまったかなと、なぜ表紙が巫女さんなのか不思議だったんですが、まさかこんなオチとは。シリアスはそこそこしかなかったけど、この微妙な空気はこれはこれでありかな? 2017/02/24
真白優樹
11
暗黒騎士さんを捕らえようとする軍勢相手に啓治達が大暴れする今巻。欲を叶える為、少年は神になる。最終巻となる今巻は、いつものドタバタなギャグを交えながら、波旬を継いだ啓治が大規模な軍勢を率いて、戦いを繰り広げる巻となっている。彼女の正体も判明、そして恋を告げ、暗黒騎士ことエリーは騎士から只の少女になり、巫女になる。終わってみればほぼマホの掌の上だったこの物語、でも何だかんだ啓治とエリーの二人も幸せそうであるし、結果オーライという事なのであろう。神と巫女の行く先の道、それはどこまでも続く。 うん、面白かった。2017/02/18